そんな中で、日本の古本屋とカラオケboxを見つける。こっちではカラオケはパブ等でみんなの前で歌う事をさすらしい。よってカラオケは知ってはいても「恥ずかしい」という理由で歌わない人は多いそうだ。
更に隣にラーメン屋を発見。イギリスに来て３日目で日本料理を食べてしまうのは情けないが、余りの空腹に絶えかねて思わず入店する。ラーメンが£７(\ 1,400)もするのには納得がいかないが、久々に日本食を口にした事が無上に幸せだった。が、今冷静に考えてみれば「大した事のないラーメンだったよな」というのが正直な感想。
一時は銀河鉄道999のテツロウの様に元気になったのだがメーテルのいないまま、地下鉄に乗って従兄弟の家に戻る。まだ夕方前なので彼女も帰って来ていないだろうから、近くのスーパー「セインズベリー」で夕飯等を買い出す。セインズベリーは日本で言う「ダイエー」みたいなチェーン店のスーパーだ。
イギリスにはその他にもセーフェイだとかあるのだが、各々が格付けされている辺りが階級社会イギリスらしいところでもある。
いろいろと買って家に戻り、早速調理だ。「オーブンで30分」というミートパイは「いかにも美味しそう」なパッケージ写真が食欲をそそるが、さて食してみると・・・「肉が不味い」のである。これは騙されたと思い、気を取り直してサラダを食べてみると・・・「ドレッシングが不味い」とマズさダブルパンチで悶絶。風邪が本当にヤバくなりそうなので「座薬みたいな」風邪薬をビールと共に流し込む。
その後、従兄弟とシェアしているという（イギリスでは一つの家を共有して住むのが、ビンボー人には一般的である）フィンランド人女性が二人帰ってくる。
不味い夕飯にノックアウトな状態で、彼女達の酒盛りにつきあわされる。自分の英語が何で通じるのか解らないが、兎に角三人でワインを３本位空けた末に、この日はお休みする。が、しかし・・・・
