そんな自己紹介はワタクシには重要ではない。それはここに走りに来た者も皆同じなようで、練習走行になると、とたんに空気が変わる。
 適当に数本走りタイムを較べてみると、楓氏よりもワタクシのが2秒程早い。
 さすがに2秒差は測定誤差では収まらないだろう。ワタクシが3気筒550ccで42馬力程度に較べ、楓氏の車は660ccで56馬力。ワタクシのが不利なのに時計は早いのだからかなり焦っている。
 「まぁ、ワタクシのもガソリンが殆ど無いから途中でガス欠になるかもしれないし・・」とまったく励みにならない言葉をかけてあげたが、だいぶ気にしている。
  これがシャンテと同じスケッチといわれるものだ。在間氏のデザインであるという。
 エスティマやセレナに似たデザインはトディから始まっていたのかな。これをワンモーションフォルムというそうだ。
 ルノーエスパスにそっくり。ちなみにルノートウィンゴはトディのデザインからインスピレーションを受けて産まれたのだそうだ。
そして午後、本当はトディのエクステリアデザイナーが開発秘話を披露してくれるはずだったのだが、テレビの取材でこれないとのこと。うぅむ、こりは残念。一説にトディのデザインを手がけた在間氏がマツダシャンテのデザイナーでもあり、まったく同じようなスケッチが存在するのでそこらへんを聞きたかったのだが・・・
 そして決戦は静かに始まった。一本目はワタクシの方が0.5秒ほど速いタイムを出してはいるが、練習のときよりも差が明らかに縮まっている。
 そしてアトが無い2本目。ワタクシは1分27秒95でゴールして内心「コレは勝ったな・・・」と思った。
 が、恐るべき事に楓氏は鬼神の縁石乗り上げショートカットでナント27秒44を叩き出す。

 もうなんと言おうとワタクシの負けだ・・


 それでも楓氏は本当にイイ人で
 「な〜んだ,WEBでジムカーナの講釈をたれるなんて100年早いんじゃないんですかね」
 な〜んて言わないのである。もちろん言われたくは無いのだが、あんまりにも謙虚なのでちょっぴり疑心。
 楓氏には完全に”負け”であるが、ワタクシの参加したミドルクラスとやらでは一番速かったらしく優勝ということで、一等者の権利として「ホンダ純正カーステレオ(カセットテープ)」をありがた〜く頂く。
 「何をいまさらカセットデッキなんぞを?」と思われる読者もいるであろう。しかし、ウチのトディには音楽をまともに聴ける道具がついていないのである。これをエンスーな御仁はエグゾーストミュージックとかホンダサウンドとか屁理屈をこねる。が、屁理屈もまぁ立派な理屈なのでイチャモンをつけるのは止めておこう。
 しかし、ウチのトディよりも力の無い2気筒のトディがワタクシよりも1秒も速く走ったり、LSD装着車が21秒台を出したりと、いままで見たことの無いような達人がこの世の中にはまだまだいるもんだなとまざまざと見せつけられてしまった一日でもある。
 これからもワタクシより速いトディを探しつづけねばならんな・・・
 どこかで見た覚えのある人だな〜と思ったら大黒ふ頭ミーティングの時に会ったのでした。背が高い美人さんである。お近づきになりたい野郎はトディを買え!
(但し、彼氏は速いぞ)
 昔取った杵柄・・ とは言わないが、現在もサーキット走行を楽しむワタナベ氏。平塚を走る黄色ビートのサガワ氏の戦友との事。凄腕を見せ付けられました。他にもかつての猛者が密かに参加されていましたが、もちろん速かったです。
MTT6
TSR関東支部”くぼた”氏
 マツダシャンテとトディの関連については八重洲出版からのオールドタイマーNo.69 P.15に紹介されています。
トップの写真にワタクシもまぎれています。オレンジのシャツだ!
いつもお世話になります。トディの関東支部です。
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