Alex Moulton Summit 2003 in Mt.Fuji
 今回は火の車でも紹介したアレックスモールトンミーティングについてのレポートである。
 ミーティングだとばかり思っていたら、なんと「サミット」となっていて一応は「世界規模」という事だそうである。ナントも大変なことである。
 その大変なイベントにボロチャリで参加しようというのだからエラい(勇者?!)ことである。たかが自転車の集まりというなかれ。一台20〜200万円もする自転車の集まりであるから、およそ集まる人も「庶民」では無い事は想像に難くない。
 以前にMGというイギリス車に乗っていたが、そのMGミーティングだって「英国貴族車クラブ」とか何だかアブナイ倶楽部なんじゃないかという名前に加え、「お高くとまっている」ときているから参る。MGなんて庶民のスポーツカーだぜ。ありゃ、おかと違いもいいところだ。

 大渋滞を抜けて開催地の河口湖に着いたのが午後4時過ぎ。ホテルのエントランス前にはベンツだの高級車が「ここはオレの駐車場」と言わんばかりに鎮座している。やはり予想通りの展開だ。そこは車を停めちゃイカんだろうに。やっぱり階級が違うんじゃなさそう。
 で、自転車を持って受け付けに行こうとすると、周囲から「おぉ シブイ」とかナントか聞こえて来る。いや自分のはシブイんじゃなくてボロなだけなんですが・・・
 ホテル内の自転車置き場には150台近くのモールトンがワシャワシャといる。既に品評会状態だ。

 さて、宴会・・じゃなくってパーティー会場は流石に素晴らしい。けれども司会の方が疲れているせいか今一つまとまらない。いろいろな方とも話してみるが、やはり「マニア」ばかりで話に入れない。専門用語はわかるけれども、部品の名前はわからないからなぁ。
 そこで今回のゲストとして来日していた方とお話をしてみた。
 まずは右上のハンサムな御仁こそモールトン博士の後継者でもあり甥にもあたるショゥン・モールトン氏である。ワタクシの事を「Hey Hero!」と気軽に呼んでくれる気のイイ人。ちなみにアレックス博士は80歳を過ぎても仕事をしているそうで、今回の集まりにも仕事の都合で来れなかったそうである。
 そして右の写真の左側のオヤジがスイスから来日している・・・ ゴメンナサ名前を忘れてしまいましたが、スイス・モールトンクラブの方。英語も堪能で気さくな方でした。(隣はワタクシ)
 
 パーティーの後は温泉で一浴びして部屋でまた飲んで楽しかったなぁ。ちょっと飲みすぎたかも。
 で翌日は朝から河口湖を一周するという走行会。周囲の自転車は超キレイ。且つ乗る人もピッチリパンツでキメている。この時点で付いて行けそうもない事を悟る。
 左の写真は朝の様子。ちょっと判り難いけれどもウジャウジャと人と自転車がいる。モールトンがこんなにいるなんて信じられん。
 右の写真で右側に立っている方がケィス・ヘィルズという方でモールトンとどういう関わりを持つのかは忘れたんだけれども、SOD ANという会社で業務用ソフトの製作をしているらしい。中々に理系人な意見を持ち、ワタクシのイングリッシュマザーの話し方そっくりなので、ついイギリスの庶民的な話しでおおいに盛り上がり、名刺まで頂いてしまった。今度、イギリスに来た時には連絡しろよといっていたので、是非ともまた話しをしてみたいものである。
 さて、不安の走行会は全員がロケットスタートでぶっ飛ばすのではなくて、技量に応じてコースを選べるということで、もちろん「軟弱級」にしておいた。それでも彼らの様子からするとまだ心配である。
 出発の時から「その自転車で走っちゃうんですか?」とか言われた。どうもワタクシの自転車は皆、絵でしか見たことないらしく、乗るものではないらしい。
 しかし、惜しげも無く乗り倒してこそ、自転車としての使命を果たしている物と考えるので、あんまりワタクシは気にしない
 
左はツーリングの様子。こんな感じで何人かが一緒にならんで走るのである。やっぱり走るのは楽しい。余計なことを考えないからね。右は河口湖からきれいに見えた富士山。
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