モーターショー2003 その1
今年もモーターショーに観に行ってきた。といっても仕事も兼ねてだけれども。
いきなりこういう事を言うのもなんですけれど、今回のモーターショーはあんまり面白くないんですよ。正直に告白すれば、他の技術展覧会の方が断然おもしろいのはワタクシが技術者だからでしょうか? 夕方4時過ぎから入場したので少し入場料が割り引きなっていましたが、それでもちょっと高いかなと思います。
 まぁ個人的な文句はこの辺で、今回見つけた面白そうなものを観ていってみましょう。
右はメルセデスのステアリングシャフト。メカメカしいのがかっちょイイ。じゃなくって、上手に考えられた衝撃吸収システムである。日本車はひたすらコストダウンと環境対策一辺倒だが、値段が張ってもいい物を作って売るメルセデスならそのギミックに対する価値があるよな。
 RV車には格納式シートがよく使われているが、これは床下収納ではなく、天井収納のシートだ。まるでベンチみたいなシートではあるが、インフレートタイプにすればもっと乗り心地の良いシートが作れるんじゃないだろうか。兎に角、スペースセーブなシートはこれからもいろいろと考えられるだろう。
 御存知、カイパー・レカロにはこれまたいいリアシートが出品されていた。もっともこんなに立派なシートの車にはワタクシは一生かかっても乗れないだろうけれども。
 オペルのATシフトゲートはアイディアものだ。これなら新たにパテントを取っているのではないだろうか?
 シフトゲートが必ずシーケンシャルでなければならない必要性はないのである。
右の写真はちょっとわかりにくいが銅製のラジエターである。今更なんで銅のラジエター?なんて思うが、鉛フリーで作れるので、環境対策でこちらの方がイイらしい。気になる重量も従来品の1割増だと言っていた。何よりも銅製なら修理が効くのだからゴミにならずに済むんだしね。
 実際、補修用として使われ始めているそうである。
 日本車の展示も見てみたが、デザインがもうどうしようもなく終っている。(フェラーリもね)
 それに比べてアルファロメオのクーペは「力の塊」としか思えないダイナミックなデザインである。正直これはかっこいい。ミケランジェロを祖先に持つ国民にしかなせない技である。
 サーブもこじんまりと展示していたが、これは面白いサイクルキャリアである。自転車の前輪を軸にトランクゲートと自転車が一緒に跳ね上がるシステムは流石である。自動車を不動産とするか、日常の足とするかでここまで遊ぶことが出来ればたいしたもんである。
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