忘れられた銀座の青い空 銀座松坂屋デパート
子供がいるとお出かけする先に困ることがある。
それは子供向けじゃないと子供がツマラナイからだ。
そこで昭和の時代から存在する屋上遊園地に行ってみることにした。
が、その前に折角の春なので自宅から電車で30分ほどの靖国神社に参拝してみた。
右な人達がワンサカ来ているがハッキリ言って白い目で見られている。しかもジンガイにまで。
なぜか?
空気読めなすぎです。
自分の主義を通すのにも姿形があるってもんでしょうよ。
ダラダラウダウダと現れてまとまりなくなぜか清掃を始める。着ているものもスーツだったりジャージだったり。
この近所で陸自の人を見ましたが、陽に焼けた顔としまった身体つきからしてやっぱり国のために働く人がどっちかみんなわかりますよ。
で、靖国神社から千鳥ヶ淵の桜を見て銀座松坂屋にやって来ました。
Appleストアの直ぐ側です。あやうくiPad3を購入してしまうところでした。
普段は素通りするだけの松坂屋デパートに初めて入ってみました。
どういうわけだか1F〜5FまでForever21が入店しています。
エレベーターで屋上に上がってみたのがコレだ。
なんだ?この閑散ぶりは。
どうもこの無駄にだだっ広いスペースは夏場にビアガーデンになるようだ。
屋上遊園で唯一無料の遊具がこのアドベンチャーランド。
ただの滑り台である。
が、これが大人気。
ウチの娘も飽きることなく遊んでいた。
奥に進んでみるといろいろとアトラクション?がある。
かなりアナログなゲーム機が存在するよ。
多分、昭和50年代頃に作られたんじゃないだろうか?これは。
昔はこんなものもあった気がする。
といってもウチの娘はまだ1才なのでゲーム機は無理。
そこで初めて新幹線に乗せてみた。
本物の新幹線はすでに経験済みなんだけれども、
遊具の新幹線は初めてだ。
最初は怖がっていたがその内にえらく気に入ってくれた。
もう一回乗る!
となかなか離さない。
続いてはBMWのパトカー。
多分昔の6シリーズだろうか。ということは25年くらい前の遊具ということになるか。
ワタクシの子供だから運転は大好きなんだけれども100円を入れてみると
筐体が動き始めたらあら大変。嫌がること。
坪庭とはいわないがこのような庭園?らしきものの一部も残る。
銀座の象徴ともいえる柳の木が植えてある。
屋上からはさまざまなビルをみることができる。
向こうに見えるのは銀座ユニクロである。
松坂屋の屋上よりもさらに高いフロアがあるのでユニクロのお客さんがこちらを不思議そうに見ていた。
しかし、戦前は銀座で一番高層だったのはこの銀座松坂屋のビルなのである。
ゴーカート?のむこうにはお稲荷さんが見える。
よそのデパートの屋上にもあるようだ。
商売繁盛を願って設置したのだと思われる。
松坂屋は百貨店であるので一応はなんでもある。
これこそが最大の武器ではあったが弱点にもなってしまった。
地下街に行けばそれなりの食材を購入することができる。
パンやビール、スイーツ(笑)を購入して屋上で食べれば都心でもピクニックができるわけだ。
小さな子供がいれば松坂屋デパートだけで半日が過ごせるくらいの内容を持っている。
向かいのユニクロは服は売っているがそれ以上は売っていない。
それ以上がこのデパート、百貨店にはあるんだけれどもなかなかいい商売になってはない様子である。
2013年にはこの銀座松坂屋も閉店してしまうそうだが、
そうなればこの昭和の風情も消えてなくなるわけだ。
それでもこの屋上庭園には多くの家族連れや老若カップル、ここのデパガ、なにか理由ありな人まで多くの人が時間を過ごしていた。
来年、ここが取り壊されて新たな建物が建てられた時にはこの銀座の空を屋上から眺めることは二度とできないであろう。
そうであればこの青い空も昭和の空であり、それが21世紀になって10年過ぎても残っていたということが奇跡であった・・ と近い将来いわれるようになるかもしれない。
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