11/1晴れ 千葉県市川市→福島県相馬市 走行距離342km
10/31の遅く千葉県は市川の実家を出発。
夜の国道6号線をひたすら北上。車の流れは非常に速い。
翌日11/1の昼過ぎに道の駅「ならば」でやっとこさ湯につかる。
健康ランドのような感じでいながら\500というお値段はさすが公共施設と言ったところ。
近くにはサッカーの国際練習場もありきれいな場所でした。
この日の宿泊地は福島県相馬市松川浦の公園駐車場。トイレと上水がきちんとしており街灯もあるから暗くなってからの作業をするのにもいい場所。
晩御飯にスーパーで買った鍋物セットで鍋を作り、御飯を炊く。
11/2晴れ 福島県相馬市→岩手県釜石市 走行距離388km
始まってまだ二日目なのであるが、いきなりのリタイヤである。
といっても御期待の車ごと谷底ダイブではなくて、私自身のトラブルである。事の次第を述べると、昨日の晩御飯を食べた後にどうも咽がヒリヒリしたのだが、「コショウが引っ掛かっているのだろう」とタカをくくっただけであったのに、朝になれば扁桃腺充血で唾を飲み込むのもやっとという、いわゆる風邪になっていた。
この日は朝の3時に起きて昨日の御飯の残りで茶漬けをすすり、5時には仙台市内の見学となったが、扁桃腺の痛みは治らないし、頭が痛いので病院に行く事を決意。
でも途中で松島があったので1時間ほど見学。みなさん通勤通学御苦労じゃのう。
しばらく三陸を目指して走り病因の看板を見つけては覗いてみるが、病院はバァちゃん達、朝のラッシュタイムでどこも一杯。
結局宮城県の津山町の真新しい病院にした。
診察と薬で\2,000の出費となってしまったけれども、今回は大事をとっての判断なので、これでヨシとする。
その後、しばらく走って津波博物館があるという宮城県の御崎岬に行く。しかしこの博物館は入場料を\300も取るので中には入らないで外から眺めるだけ。
ちかくの岬には神社があり、駐車場と公衆便所とちゃんとした水道がひっそりとあり、「今日はここで泊まろうか」とも思うが、病院等で時間を無駄にしていたので、もう少し走る事にする。
で、少し走り三陸町にある「夏虫おゆっこ」というところで風呂に浸かる。\300と銭湯よりも安いのにジェット風呂2種類とサウナ2種類のこのお値段はまことに満足。ここの駐車場で夕飯を作る。夕飯は肉野菜炒め、ライス、味噌汁。
飯を食って風呂に入ったら寝たいところだが、もう少し走って岩手県釜石市の公園で寝る事にする。明日はユースにでも泊まりたいな。
11/3 土曜日 曇り 岩手県釜石市→青森県八戸市 走行距離307km
今朝は寒かった。
岩手県に入ってからの気温が0度になっていたのである。どうりで息が白いのか。。
今日の第一のポイントは岩手の龍泉洞である。
ここは日本の3大鍾乳洞の一つに数えられておるそうだ。朝の8時に鍾乳洞に到着したのにも関わらず、しっかりと入場券の売り場は営業している。何と先客におばちゃん達団体客がおったからだ。
\1,000を支払いカワグチヒロシの探検隊よろしく潜入する。内部の温度が年中8度程という事で、外の気温よりも暖かいという事になる。
内部には水深98mの地底湖等もあり、値段もまぁ納得。
この日はカワヨユースに泊まる。牧場のなかに宿泊施設がありユースの館とロッジ、大きなレストランと規模もかなり大掛かりなもの。この日はレストランで中年の方のパーティがあるようで駐車場も満タン。
夕飯はそこそこ。居合わせた客にアメリカから母子できた方がおり、いろいろと話がきけて為になる事この上無し。やっぱり二人とも納豆が嫌いとの事。あんなに旨いものなのにね。衣類の洗濯と食器類の洗剤でゴシゴシ洗い、人間も温泉にどっぷり使ってみんなサッパリ。野宿にくらべればユースは帝国ホテルのようだ。
この日もPHSが接続できずホームページがアップできずごめんなさい。明日は駅の近くに行ってアップしますので。
11/4 日曜日 曇り 青森県八戸市→北海道恵山 走行距離228km
ユースには備え付けの露天風呂があったのだが朝風呂に入った。
これがいけなかった。風呂が悪いのではなく、風邪ぎみの身体を更に悪化させた。下北半島を北上し、恐山につく頃には、完全に風邪の身体になってしまった。
しかし、恐山とは本当に凄いところなんですねぇ。駐車場についたときには風邪の事などすっかり忘れて見入ってしまった。景色は荒廃した山中なのだが、硫黄が方々から湧き出ていて湖はなどには魚は住めないだろう。落ちている石もとんがった石ばかりで世紀末の情景。
売店や宿等は目貼りして閉店しており、恐山ここにありという雰囲気萬点。
粉雪の舞う中を進んでみるとありましたよ石積みが。何かの採石場のように石が一面に広がっています。奥には社のようなものがあり線香をあげている人もいました。
やはり人生一度は訪れておくべき場所であったのだな。
そんな感じで30分ほど散策して下山。急いで大間という下北半島最北端の町に行く。フェリー乗り場まであと3kmというところで道路の段差を乗り越えた時にカーナビとステレオの電源が落ちてしまう。様子を見たいところだが、船の時間もあるし取りあえず走り切る。
ここで北海道函館へ行くフェリーに乗船。船内で30分程寝るが、近くのオヤジの鼾が煩くて起きてしまう。周囲の人々も困ったさんな顔をしているよ。
函館に着きすぐにチェックすると、アクセサリーのヒューズが切れていた。多分インバーターが衝撃でショートしたのだろう。ぼろっちいからな。
予備ヒューズを入れて直ぐに復活。オートバックスを探してヒューズを買い足す。
そしてこの日は函館から東に進んだ恵山の道の駅なとわで夕食をとり眠る。
11/5 月曜日 曇り 北海道恵山→北海道厚真町 走行距離341km
北海道はやっぱり寒い。朝方はマイナス5度位だからたまらないよ。
今日は有珠山と昭和新山を見に行く。有珠山は火口までのコースがあり、歩いて行って火口を眺める事ができる。当時作業中のバックホーが埋もれていたり、民家の屋根に無数の穴が空いていたり、道路もそうとうにうねっていた。
ここでバカな事にデジカメを持っていったのだが、スマートメディアをいれ忘れて全然撮れなかったというチョンボをしでかす。
なので肝心な火口の写真などは一枚も取れていないのだ。
昭和新山は駐車場代を取られたが、こちらは遠くから眺めるだけ。お土産やが沢山ある割に駐車場代取るとは・・ まぁ自然保護整備代とうたっているのだから信じよう。
そこから室蘭めがけて走るが、どうも体調が思わしくない。熱があるようなのでどこも見ないでここも通過。で、苫小牧まで来るといよいよ頭痛がする。さっきバファリンを飲んだのになぁ。ここで走るのを止める事を決意。夕飯を作る気力もないので、吉野家でケンチン定食を食す。
ああぁ、この旅で初めての外食。「牛肉ってウメェ」と思わず漏らす。
美味しく頂きあとは寝床を探すだけ。でも近くには寝れそうな場所もないので、少し走り、厚真のドライブインでこれを書いて寝る事にする。
11/6 火曜日 雨 北海道厚真町→北海道音別町 走行距離414km
今日はよく走った。道南(北海道の南側)は地図を見ると判るが道が直線で続いているのである。信号機もないわけであるからとにかく車は進む。
昨晩は夕方5時位には床についたので、翌日の午前2時位に目がさめてしまう。エンジンを掛けて室内を暖めながらウダウダすること30分。ようやく人間の方も暖気が終わり油圧が上がってくる。今日は体調が少しイイのでこのまま走る事を決意。
ナビでコンビニを探して朝食をとる。サンドウィッチと牛乳であるが、腹ぺこには失神する程にウマすぎ!
さて、今日最初のポイントはエリモ岬である。北海道の南端の岬であるが、途中から雨が降り出し嫌な天気。着いてみると、「うーん、絵に書いたような”岬”である」昔は砂漠のように荒涼としていたそうで、立ち木が少なく草が生えるばかり。風邪も強い。歩いて先端まで行ってみるとますます映画に出てくるような光景。近くにはユースもあるので北海道に訪れる方は一度訪問を。
さて、続いては帯広に向かう事にする。途中で十勝インターナショナルスピードウェイを見に行く。何も開催されていないので正門で写真を撮るだけだ。近くの道の駅に寄るとホンダトディのレース仕様っぽいのがとまっとるどうやら走ったようである。トディ乗りとしてはしっかりチェックをいれる。
さて、温泉に行く。風邪の為に三日も風呂に入っていないからだ。温泉ついでに駅でメールチェック等も行えるからだ。
駅の近くでPHSを接続させチェック。みんさん本当にメールを有り難うございます。きちんと返事は書きますので、よろしくお願いします。
帯広の駅は別に見るものではないので続いて温泉。十勝川簡保の宿で風呂につかる。\500とまぁ普通か? 簡保なハズれないだろうと踏んだのだ。
その後は浦幌を目指して走る。途中でトラクターのショップを見つけて立ち寄る。最新式を売るお店であるが、道路沿いに展示されているのはオールドタイマーなトラクターだ。ジョンディアやフォードソン、ポルシェのトラクターまで展示されている。もちろん、しっかり写真を撮る。
浦幌でキムチ鍋セット1人前^380を購入。今夜の夕食だ。音別町の外れパシクル沼でこの日はお休み。
11/7 水曜日 晴れ 北海道音別町→摩周湖→釧路→根室 走行距離454km
今日も記録更新である。ゆっくりめで走ったつもりであったのだが、走行距離は今までで最大である。
さて、今日は屈斜路湖、阿寒湖、摩周湖を見学である。まずは阿寒湖。完全な観光地である。温泉旅館が並び遊覧船が待っている。朝の6時なので店も開いていないが、見るからに観光地なのでもうよい。
次は屈斜路湖。ここはいいぞ。まん中の島をテクテクと歩くと露天風呂が! ここでビバークしたと思わしき夫婦もおる。挨拶をしてさらに進むと共同浴場があるんだな。こちらに私は浸かる。朝一だからだれもいない。ちょっと熱めの湯が気持ちいい。
そして摩周湖。昔、ファミコンで「オホーツクに消ゆ」というゲームがあったが、それを思い出す。ここまで来るのに道路は既に積雪がある。所によってはアイスバーンだ。スタッドレスを履いてきて正解。
摩周湖の見学には駐車場代\410を取られたが、環境保護代という昭和新山の駐車場のような理由がうたわれている。
一面雪に被われた展望台から眺める摩周湖は「本当に透明度が100mもあるんかいな?」と思わせる程に高いところから眺めるだけである。
もっとも人が近付いて見れるようになったら、直ぐに汚くなるものな。
この後は釧路に向かう。水が切れていたので牛丼でも食べるかと思い駅周辺をうろつくが見馴れた街金(愛用はしていない)はあるのに吉野家も松屋もないのだ! うーむ、失敗。
昼飯は抜きで根室に向かう。途中でチャリダーと遭遇。聞けば
「6月に北海道に来て走っているんですよ。それにしても広いですねぇ」
と、自転車をこぐ彼の言葉を聞くと車で日本一周というのは、とんだ甘ったれ!とも言える程に彼の言葉には重みがあった。
そして彼を追い抜いてムツゴロウ王国を覗く。ここの犬達は犬小屋に閉じ込められたりしないから本当に幸せそうだ。
そして根室へ。駅前で夕食を買い出す。昼を抜いてきているので、イクラとタラバ蟹(足だけ)を買う。イクラ丼と蟹汁で今夜はリッチだ。納沙布岬で料理し、明日はここで御来光を迎える事にする。
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