Miele G601PSC(食器洗い機)



人生において初めて食洗機なるものを使ってみた。
ワタクシは料理をするのが好きなんだけれども、満腹になった後に片付けをするのがやっぱり嫌いである。
いや、料理をする人の7割はそうなんじゃないかと思う。
 だから洗い物を食洗機に替わってもらうワケだが、「食器なんて自分の手で洗えばいいじゃないか!」と仰る御仁も多い事だろうと思う。
しかし、そう思っている御仁も一度使ってみればその便利さに納得出来るかと思う。
それは洗濯板でもって手で洗濯を行う事と、全自動洗濯機を使って洗濯をする程の違いだからである。


■購入編■
 さて、今回家を建てるにあたり「食洗機はどうしますか?」という話になっていろいろと考えてみたのであるが、そこで選んだのがこのおハナシに登場する Miele G601PSC でありまする。
 キッチンメーカーが予め用意している食洗機が国内メーカ−のビルドインタイプ。まぁ、それが普通かもしれないけれども、以前に掃除機の話において同じくドイツ製Miele BlueStarの掃除機を購入していたく気に入っている。
 そこで今回も国内メーカーに限らず世界の食洗機メーカーも検討するとAEG、BOSH、Mieleといずれもドイツメーカーが登場。
 AEGは市場価格の1/3という業者を足で探し出したが、対応があまりよろしくないのでやめる。
 BOSHは国内正規輸入が停止してしまったのでこれもボツ。
 Mieleは国産と価格は変わらず容量がデカイということで決定。

 しかし、キッチンメーカーのサンウェーブショールームにおいて
 「ウチのキッチンでMieleは扱った事がないからつけられるかわからない」と。
 うーん、要するにウチが扱っている食洗機を購入しなさいということね。
 でもイヤだ!
 ワタクシのような素人がメーカー相手にゴネても仕方がないので、建築屋さんに話をしたらささっと確認をして問題なしとなった。


■使ってみて■
 引っ越してきて食器類を段ボールから取り出してそのまま食洗機にGO!
 し、しかし、ワタクシの人生において食洗機なるものを使った事がないので、どのようにスタートしていいのかサッパリわからない。
 まずはマニュアルを・・・と。

 フンフン・・・。なんでも付属の洗剤と乾燥仕上剤を投入してプログラムをセットせよと。  食洗機に専用の洗剤が必要だという事も知らなかったが、シャンプーとリンスみたいな物が必要だと言う事にも驚きだ。

 付属で、少量の「シャンプー」と「リンス」があった、おおぉ ゴールデンラッキーと思ったが、これはどこの会社の食洗機を購入してもついてくるようである。

 しかし、今度は分量がわからない。はじめての道具は加減がわからないからここら辺が難しい。

 そしてプログラムのセットということなのでこれまたマニュアルを読んでみると以下のような種類がある事がわかった。

 (1)Normal 50゜    50度の温水標準洗い            55分コース
 (2)Universal 55゜   55度の温水 少し時間が長い標準洗い   73分コース
 (3)Universal plus 55゜ 55度の温水 もっと時間が長い洗い    97分コース 
 (4)Intensive 75゜   75度の温水 頑固な汚れに        97分コース
 (5)Economy      45度の温水 ワタクシのような下流階級向け 154分コース
 (6)Pre-wash      すすぎのみ                11分コース

 プログラムの内容は国産もこの辺はあまり変わらず。
 ビルドインの食洗機は給湯器からお湯をスマートにとれるので電気代が少しお得になりますわな。後付けの食洗機を使った事がないので、そっちがどうだかは知りませんが。
 
 やはり結構な時間がかかるというのが、最初の印象でしょうか。ノーマルなら1時間を僅かに切る程度。国産の普通コースもその程度ですが、国産機には快速コースもあるのでその点においては負けてしまいます。
 しかし、Mieleにはエコノミーコースがありますが、2時間以上も運転をし続けています。こんな物なのでしょうか?

 国産機と比べて外国製の食洗機のいいところはフライパンでも鍋でも飲み込む容量の大きさですね。メーカーのいう6人分とか8人分というのはあまり参考にならないような気がします。
 自分の食事のスタイルを考えてからでないと見誤るかもしれません。


 Mieleの機械は取扱説明書がサクっと書いてあるので読みやすいですね。
 薄くて小さいから読む事に抵抗も少ないし、知りたい部分を探すのも容易。
 Macintoshのパソコンも取説が少ないですね。あれは接続方法位しか説明がないので最初は戸惑いますね。



■設計について■
 
 Miele自らMADE IN GERMANYと言い切るだけに国産機とは少し違うところがあったりする。
 食洗機の洗剤が手洗い用の洗剤よりも刺激性が強いのでチャイルドロックがあったりするあたりは、いかにもという感じである。


 それとMieleの製品はネジに特徴があるんですね。メーカー側からしてバラしてもらっては困るところにはトルクスネジ。ユーザー側で交換が考えられるパッキン類のネジはポジネジだったりする。
これはトルクスネジ
これがポジネジ

 ポジネジとはイギリスではよく使われるネジで通常の+に*が切られたネジなんです。国産のあらゆる製品をみてもまず滅多にお目にかからないネジです。スナップオンのカタログにも1/2ページ位しか専用のドライバーが登場しない程ですからかなりレアです。
 でも御安心。普通のプラスドライバーで締める事も緩める事も出来ますから。

 この食洗機もコンピューターで制御しているので、プログラムの書き換えが出来る様にもなっていますね。ワタクシの業界ではリプロ(リプログラミング)といいます。まぁバグが見つかっても後で修正することができるね。なんて事を言ってはいけません。(リプロの目的はバグフィックスではないのです)


■最後に■
 今回紹介したMieleの食洗機は万人にお勧めする事は出来ませんが、物を末永く大事に使いたいという方にはピッタリの機械だと思います。 
 Mieleのショールームは渋谷にありますので、そこであれこれいじってみて納得されるのがいいかと。


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