40week

1/25　土曜日
　今日はお昼をフラットメイトと一緒にした。昨日買い込んだ材料があまっているので、ムール貝のワイン蒸しとシーフードスパゲティを作ってあげたらえらく喜んでもらえた。よくみんなしきりに「どうやってつくるのか？」と訪ねるが、こんなものに作り方もへったくりもないのだけれどもね。

　ミギョンはまだ２１歳の大学生。何でも国では建築工学を勉強していたそうだが、一年間英語留学の為にイギリスに来ているそうだ。彼女は実によく働く上に気が利く女の子だ。イイぞッ！
　その後に彼女と一緒にＳＯＨＯのカフェバーに行ってお茶をしたのだが、ロンドンの中心街は週末のせいで人が一杯。

1/26　日曜日
　今日は「オーストラリアンデー」である。何でもオーストラリア大陸が発見された日なんだそうな。
　そんな訳で休日のロンドンではオーストラリア人が国旗をまとったりしていたな。

　写真は仕事を終えた後に呑んでいる時の写真。
　中央はキッチンマネージャーのマイク。ジャイアンのシャツが似合いそうな男であるな。　左がアシスタントのアサミちゃん、右がバーで働くフランス人のオードリー。

　まぁ、そんな中で仕事をしていたのであるが、突然に上司のマイクが「おい、サムの父親から電話が来ているぞ替わってくれ！」とな。サムはかつての同僚であるが、何で彼女の父親からワタクシに電話が来るのか？何も悪い事はしていないし、日頃の行いは満点のハズなんだけれども・・・という事で電話をうけけると、なんでも「ここ数日、娘との連絡が取れていないのだ」とのこと。
　う～ん、そんな事を言われてもなァ。彼女のホームページも更新されていないし、電話をかけても繋がらない・・　とな。どうした事か？
　彼女の身に何かあってはお父上に申開きが出来なんだな。こりは。

1/27　月曜日
　昨日の続きで、かつての同僚サムが失踪したかと思われた。こちらから携帯に電話をしても繋がらないし困ったなと思ったところでE-mailを送ったらあっさり返信されてきた。
　「週末は携帯電話の電源を切っているし、ホームページの更新もちょっとさぼっただけ・・うんぬんかんぬん」
　な～んだ。そういうことかいな。お父さん、娘さんはちゃんと元気ですよ。
　取越し苦労であった。

　写真はマネージャーのマイクが持っていたプレイステーション2のゲームソフト「ミリオンネラー」とうちのハンバーガーである。　最近のCDは印刷面の裏側が黒色になっているのか。知らなんだ。
　ハンバーガーはワタクシのお昼用。これだけでかいと食べがいがあるが、その後に強烈に胃がもたれるんだな。
　そう言えば先日、うちのマネージャーはミリオンネラーの番組で電話でのヒントに応じたそうだ。今度是非ともテレビでチェックしなければ。ちなみに日本でも同じ番組があるそうで、司会者の喋り方もそっくりだとか？　帰国したらちょっと見てみたいね。

1/28　火曜日
　今日はウチのクラスの先生トーマスの機嫌が異様にヨカッタ。
　というのも昨日の授業にはワタクシと先生以外誰も来なかったので、トーマスのオーディションの練習を実はしていたのだ。しかも授業中に。
　トーマスは英語学校の先生でもあるのだが、実は俳優もしている。もちろん駆け出しの俳優なのだけれどもね。
　そんな訳で昨日は授業の後にＳＯＨＯでオーディションがあるから二人で台本を見ながら練習をした訳だな。
　授業中にこんな事をするのもイギリスらしいが（ウチの学校はルーズだから）、まぁノンビリしているね。

　さて、そのオーディションでいい結果が出たのであろうか？聞いてみても正直には答えてくれない。さぁて。

　ウチのアシスタントのアサミちゃん。チョコフリッジケーキを今日もパクつく。
　もう誰にも止められない・・

1/29　水曜日
　ワタクシの働くパブの前に新しくビルが建てられた。
　

　といってもこれは建て直された新品のビルである。が見た目は他のボロビルとあんまり変わらない。
　イギリスではビルの建て替えというのが簡単には出来ない。景観重視であるためにこのように新たなビルでも以前と変わらない景色を作らねばならず、このようにアンティーク調な建物になる訳だ。もっともこれらが作られた２００年程前はレンガ作りはちっともアンティークではなかっただろうけれども。
　もちろんロンドンにも某デザイナー設計のビルがある地域もある。スンゲェ突拍子もないもの沢山ある。まぁそれらはその内に紹介しましょう。
　ところでウチのパブの改装工事はどうなったのだろう？　昨年の９月にするはずが延びて年明けとか言って、今もその気配はない。きっと「なかった事」になってしまったのだろう。イギリス人だから。

1/30　木曜日
　今日で長かった学校もオシマイである。　最後の日という事でビデオを見ていたのだが、クライマックスのシーンで何故か火災報知器が鳴り出す。
　全員、近所のＳＯＨＯに避難だ。といってもこれは避難訓練なのだが、よりによってワタクシの最後の日にこれはないだろうに。
　

　避難した後にもう一度教室に戻ってビデオの続きを見たけれども、なんかしっくり来ないな。
　最後に撮った写真がこれである。親友のイサオ君とトーマス。それと今日から合流したスパニッシュ訛り（ポルトガルかも？）のオバサンと一緒だ。この歳でも英語を勉強しようという気構えは素晴らしことである。

1/31　金曜日
　今日は学校も休みなので家でノンビリビールを呑みながらウダウダしていた。
　ところで昨日は雪が降ったのだ。ロンドンで雪が降る割合は東京と変わらないのだが、やっぱりちょっと積もっただけで街は大混乱になる。消防がストライキをしているせいで地下鉄の幾つかの駅は封鎖されているし、先日地下鉄の脱線事故があったからセントラルラインはいまだに動かない。道路は事故の続発で大変だったみたい。

そんな先日はウチの先生トーマスの写真を最後に撮っておいた。勿論彼のサインも貰った。　これは彼が万が一オスカーでも取った時の為であるが、その事を彼に説明すると「万が一ではなく、いつ取るかと言う事かだ！」と自身満点であった。
　

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