7/27 土曜日

 聞くに現在に本では「中国製ヤセ薬で死人発生」だとか?? しかも60代の女性も被害者だとか・・・
 何処の国の人も「痩せたい」という願望は同じようで、女性誌にも必ずそのような広告がこちらでも見る事ができる。しかし、この国はあらゆるものに疑いを持たなくてはいけない国なのでもある。
 どういう事かと言うと日本人は「疑う事を知らない」ことに尽きる。かつてイギリスに来たばかりの頃はワタクシも様々な安物に騙された。が、今は物を選ぶ目と金銭力があるから、罠にはかからない。

 つまり日本人は週刊誌及びインターネット等による「アオリ」を受けやすく、流されやすいところがあると思う。隣がやればウチもやるという事で何の疑いもなく、もしくは煽られて流される事が多いのでは?
 例えばコンピュータがいい例だ。国民総決起でIT革命をブチ挙げて、それ買えそれ買えと煽ってはみたが、使いこなせた人は何%いたことか?
 新しいOSが発売されれば「これは絶対お薦め! 皆さんこれに変えましょう!」とか、どっかの課長さんが声を張り上げていそう。で、新しいものにバグがあるから、文句を言いながら使う。

 閑話休題。しかるに物は疑え、話は疑え、人も疑え!と石橋を叩いて渡る位の用心をしないと命がないんだな。日本にいると我先に急いで、「自分にはまさか問題はない、みんなやっているもん」という実に都合のイイ解釈で物事を進める人多し。
 クスリもOSもまずは評判をみて裏を取ってから使う事が肝要なのだな。他人と違う事をしていても、ソンをしたら誰も補填はしてくれないんだしさ。それが国際常識なのさナ。


7/28 日曜日

 昨日仕事場のポーランド人の女の子が流しに包丁を突っ込んで、ワタクシはそれを知らずに洗物をしようとしたらサックリと指を切ってしまった。
 「それはやるなよ」と前にも言ったのにも関わらずにだ。おかげでキーボードも打ち難くてしょうがない。
 このポーランド人は学生ビザでなく観光ビザで来ているのに「働かせてくれ!」と無理矢理押掛けて来た女の子なのだが、他にも結構困った事をしてくれて大変。
 
 そして今日は配水管にゴミを詰まらせてしまって業者を呼んだ。
 前から不思議に思っていたのだが、「何で排水口にフィルターをしないのか?」とイギリス人のマネージャーに聞いてみると、「そう言えば何ででしょうね?」という返事。
 やっぱりイギリス人だよ。問題は結果が出てから考えるもの。そりゃぁ排水口に何でも流し込んだら詰まるの当たり前だろうに・・
 ちょっと詰まった時にもワタクシが「チョイナ、チョイナァ」とちっとアタマを使って解決すると、「おぉぉ〜」みたいに驚くし・・・ 
 でも、今回は私では解決出来ないレベルだったので業者を呼んだのだ。

 さてここで面白い事に気付いた。現在イギリスの学校も夏休み期間中で、イギリスの16〜18才の日本で言う高校生は一ヶ月間社会勉強を兼ねてどこかの会社でタダ働きをすると言う宿題があるのだ。
 ウチのパブにも男の子が一人いるし、今回の配水管業者にも似たような年頃の男の子が付いて来た。
 16〜18才までは週18時間の労働が認められているので、その範囲で働く訳だ。ちなみにイギリスの法律ではワインは保護者同伴で6歳から、セックスは16から、車は17、タバコと酒を自分で買えるのは18からという事だそうな。
 彼等がこの時期に結構どこでもうろちょろとされて皆さん一様に「うるさい」とは思っている様子。でも、良い経験ですよね。日本では良いとこの育ちだと大学を出るまで一度もアルバイトをした事がないなんていいう輩は珍しくないだろうし。
 とにかく彼等は公立だろうと私立学校であろうと関係なくこの「宿題」をしなければない。この仕事も成績の一つであり、それによって進学出来る大学も決まる訳だ。

 イギリスの一流大学は勉強が出来て、協調性がとれて、特技がある人でないと入学出来ない。日本のように試験一つで決まる訳ではないのだ。ここら辺がイギリスのエリートを生み出す秘訣なのであろう。
 しかるに、この先に日本が沈没するのは誰もが予想できている事であり、イギリスは極端に変化もなくこのまま我が道を行くであろうから、およそ「ハイテク先進?!大国ニッポン」も「盛者必衰、おごれる者も久しからず」であろうぞよ。

 まぁ兎に角、彼等のおかげで排水口のつまりは解決したので、めでたしである。


7/29 月曜日

 イギリスの夏は一般的に過ごしやすいと言われているが、近ごろは本当に暑い。
 公共機関であるバスや電車にはエアコンが付いていないので、車内は蒸しぶろのように暑い。
 そして厨房も暑いのでとっても仕事は大変だ。
 そんなワケで今日はこれでオシマイ。


7/31 火曜日

 近ごろは毎日エクササイズをしている。といっても自転車が壊れてしまっているので、自宅での運動に限るのだが。  それでも毎日60回も腕立てや腹筋をして鍛えていいると痩せるものである。ベルトがずれてしまって困るものだ。  ちなみにイギリスはエクササイズ大国である。大抵の人はエクササイズを何かしらしている。が、していない人もいる。  特にジャバズハットみたいな方は凄いものだ。公共機関の椅子を2人分占領する事になるし、ヒコーキなんかどうやって乗るのか心配になるくらいに凄い。  


8/1 木曜日

 遂にパイ生地をスーパーで購入した。
 今までずっと探していたのだが、セインズベリー等のヒュージサイズのハイパーマーケットには中々無かったのだが、意外にも近所の小さなスーパーにはあったのだ。
 前回は金銭の都合からピーチパイであったが、今回は「シーチキンパイ」を作る。といっても中身はシーチキンピザそのもので、トマトソースとチーズ、シーチキンとマッシュルームであるから、それとなんら変わらない。
 つまりは夕食を作ろうとしているのであるから、こうなったのだ。日本にはアップルパイ等デザートパイしかないものね。

 さて、作って食べてみた感想は「うまい! 物凄くウマい」。
 まぁシーチキンピザ自体は過去にも作ってうまい事が証明されていたが、やはりパイとのマッチングも問題ないようであるな。
 しかるにカレーパイやハヤシパイ、シチューパイも問題なくいけそうである。

 でも、今回は25cm皿に作ったのを一人で食べたのだが、ちょっと多すぎた・・・


8/2 金曜日

 今日は仕事もないので自転車屋さんに修理を御願いにいった。そこは以前から目をつけていた自転車屋さんで、イギリスにしては珍しく仕事振りが真面目なのである。
 兎に角この国の商売はいい加減なものが多く、物を頼めばアラブ人ではないが「明日ヤル」といって全然進まない商売が多すぎる。
 そこでまずは信用のおける店を見つける事が一番肝要な訳であるな。
 今回お願いしたのはbikefixという店である。
 ここのお店の面白いところは「普通の自転車が売っていない」という点である。どういう事かといえばヘンチクリンな自転車しかなく例えば、折り畳み自転車、タンデム(二人乗自転車、トライク(三輪)、リカンベント(低重心自転車)である。
 詳しい事はリンク先で確認してもらいたいが、ここの店はちゃんと見積もりをしてくれて、実際にそれ通りにあげてくれる。そして一般的な金額である事だ。
 そして店員も「売ってやってもいいぞ」という態度をしないあたりが実にいいではないか!

 ちなみに今回の修理代は工賃\3,000+部品代1,000。もちろん貧乏人の私の事であるから壊れた自転車を丸ごと持ち込むような事はせず、壊れた部分だけ取り外して持ち込んでの修理だから当然工賃が安い訳だ。
 かえって早速組み付けて、従姉妹から貰ったヘルメットを被って近所に買い物。ホイールのバランス取りをしたので絶好調である。
   bikefixの店構え。手前に見えるのは「四輪自転車」である。荷物が沢山積めて低重心なところがミソである。


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