6/4 水曜日 

 土曜日の朝から自転車でロンドン→ドーバー、フェリーでフランス・カレー、ベルギーのオーステンドと行って来ました。お金ないから電車に乗れないのだけなのだけれども・・・ 土曜日の朝五時にロンドンを出発。ロンドンを出ようかという所で自転車が走らなくなる。 どういう事かというと自転車の前輪が油切れを起こして回り難くなってしまったのだ。重たいペダルをギコギコと漕いで朝からガソリンスタンドを探す。こっちのガススタはコンビニ兼オートバックスのようなものなので油を求めたわけだ。一件目では口の聞き方を知らないオバハンに金をせびられたので逃げる。 その後、何件目かでちょうど良い油差しを買って自転車は一応走れるようになった。 35年も前の自転車であるからまぁ仕方ないか。 初日にドーバー海峡まで行くつもりだったのだが、少し手前のカンタベリーという町で力つきる。やっぱり歳のせいかね。昔なら100km位何でも無かったのだけれども、さすがに星の数程の丘をドカチャリで超えるのには無理があるか。 この日はユースホステルに泊まったのだけれどもこれがまた追い打ちをかけるように最悪。一緒の部屋にいた「ちょっと頭が不自由なオッチャン」が消灯になって他の客と揉めたのだ。頼むからユースでバカな真似はしないでくれ。 

イギリスはひたすら丘の国だ。 自転車ではもう二度と走りたくないな。


 翌日はドーバーからフェリーでフランスのカレーに渡り海岸線を北上する。フランスはイギリスよりもずっと日本的な町並みだ。適当に走って「今日はユースを避けよう」と昨日の事もあったので安いホテルを見つける。 Fomule 1というチェーン店ホテルをこの日は選ぶ。フランスにはこのようなチェーン店形式のホテルが結構あるらしく、内容的にも日本のビジネスホテルにひけを取らないのでいいぞ。 シャワーとトイレがシェアなのだけれども、徹底的にコストダウンされた形状なのにチープに感じさせない辺りは「さすがにフランス人」と思わせる。 トイレには便座が無いし、部屋のトビラには鍵ではなくてテンキータイプの電気錠だったり、全てがコンピュータ制御されていて、日本よりもずっとハイテクだ。 そのフランスでは小さな町のケバブのお店で知り合った人に「バールに来ないか?!」と言う事でついていったらその友人の誕生会でバール貸切りで騒いでいる所に飛び入り。ワタクシの下手なフランス語でもみんな一生懸命話してくれてタダで呑んで踊って歌って、「ウチに泊まっていけよ」と優しい人達ばかり。 「フランス人は冷たい」というのは英語で話すからだと思うのだけれどナ。  

イギリスをフェリーから見た時の写真だ。


 翌日も晴天の麦畑をぬってベルギーに入る。 ベルギーは町がとても綺麗で自転車専用道路もきちんと整備されているので実にいい。 車道の制限速度も70〜90Km/hなのだが、誰もそんなに車を飛ばさないし、譲る余裕があるから安全だ。イギリスもフランスも自転車泥棒が多いので駐輪する時はワイヤー錠で鉄柱にガンジガラメにするのが普通だが、ここでは日本のように普通に停められるのも嬉しい。 人がみんな穏やかなんだよね。モノは豊富ではないのだけれども、いいものしか置いていない(イギリスにはチープでいい加減なものが溢れている)。そして食い物がウマイ。  お昼はレストランでコースを頼んだ。ナントカストロガノフとか食べて「イギリス人って味覚音痴なんじゃないのか」という事を再認識(あっ、英国にも旨いものあるのだけれどね)。 夜はムール貝の酒蒸しを鍋一杯で\1,500位でワインと共に頂く。ムール貝で「腹一杯」になるほどに分量があるのだから凄いよね。 酒が安いのでビール星人には「天国」。バールに行ってもいきなり「この日本人オレのダチなんだ

ベルギーはどこも綺麗でとてもいいぞ。

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