千葉県四極自転車一周トライアル


 以前から東京-大阪間を自転車にて24時間以内に走破するキャノンボールというのが気になっていた。
 やってみたいとは思うのだが実際に東京ー大阪540kmという距離が心配だ。
 というのもワタクシは自転車では300kmまでしか走ったことがない。
 いきなりキャノンボールに挑戦しても達成できないかもしれない。
 そこで似たような距離を走ってみようということを考えた。
 
 それが今回の千葉県4極自転車一周トライアルである。
 千葉県の四極。千葉県の端っこを周回してみるわけだ。



 ・関宿城(最北端)
 ・東京ディズニーランド(東京寄り西端)
 ・犬吠埼(最東端)
 ・野島埼灯台(最南端)

 である。
 これらの場所に訪れてなおかつスタート地点に戻ってくる。
 そしていかに早く帰ってこれるか?
 これがルールである。

 もちろん自転車でやる。
 ロードでもクロスでもMTBでもOKだろう。
 場所によってはいまだに未舗装の場所もあるから必ずしもロードが有利ともいえないかもしれない。
 またコースを上手に選べば走りやすく早く到着できるかもしれない戦略性もある。
 
 そんなことを考えてトライしてみたい。

 が、その前に装備。
 吊るしの自転車でもまぁいいんだけれども夜間走行もあるし、
 計画的に走るには地図もいる。
 そういったものを自転車に取り付けてみるとハンドル周りの場所が不足しがち。
 いろいろなアイテムがあるんだけれどもワタクシはこんなものを作った。


 ヤフオクで100円にて落札したアヘッドステムを90度回転させて溶接したものだ。
 横に走るパイプはホームセンターに売っているイレクターパイプ。
 ここにライトや計器をどんどん取り付けていく。
 ちなみにこのステム、落札価格は100円なんだけれども送料が800円。
 入金手数料なども考えると1,000円近くもしてしまったことはナイショだ。


 で、そいつを自転車に取り付けてみるとこうなるんだ。
 手前の白い箱は手製のマップケース。
 これについては後で説明する。
 作ったバーにライトとGPS,サイコンを取り付けている。
 ライトはGENTOSドミネーター DC-105F。
 明るいと評判なので試しに購入してみた。
 峠道などで使ってみた結論からすると高速ライドには不足である。
 やはり10Wクラスのマジックシャインみたいな強烈なLEDライトを使わないと鬱蒼とした峠道ではツラい。
 ブルベでもドミネーターでは暗いと言われますよね。


 自作のマップケースの内部です。
 巻物状の地図はルートラボからコピペしてつなぎ合わせました。
 夜間でも使えるように内部には単三乾電池4本を収納しています。
 そして自作の高輝度LED基板で地図を照射するので夜間でもフツーに地図が読めるわけです。



 またその電池から5Vに降圧しUSBケーブルを用いてGPSであるGarmin Edge 705に給電します。
 これでGPSの電池切れとはオサラバです。
 アルカリ乾電池でLED照明+GPSが30時間経過しても動作し続けています。


 で、ここまでが長距離ライドのために投入したウェポンだ。
 このハードウェアを上手に利用するためにはダイヤ表を用意する。


km   場所  出発時刻

0 湾岸市川 21:00
25 蘇我一丁目 22:00
50 ミニストップ袖ヶ浦神納店 23:00
75 セブンイレブン富津湊店 0:05
100 セブンイレブン安房富山高崎店 1:15
125 セブンイレブン白浜滝口店 2:35
150 ローソン和田町仁我浦店 3:35
172.5 ローソン天津小湊店 4:40
200 ミニストップ大原日在 5:40
225 伊勢化学工業 6:45
250 堀川浜交差点 7:55
275 サンクス銚子三崎店 8:55
300 銚子忍町 10:00
325 セブンイレブン佐原北店 11:00
350 サンクス栄あじき店 12:10
375 新大利根橋 13:10
400 ローソン野田利根大橋店 14:15
425 野田線鉄橋 15:15
450 セブンイレブン松戸西口店 16:25
475 サンクス舞浜店 17:25
480 湾岸市川 18:00

 およそ25kmごとに目印を見つけておく。
 コンビニがあればそれが一番よい。
 なにしろほぼ25kmごとに確実に補給が確保できるのだから。
 またそこへの予想到着時刻も大切だ。
 これによりペダルを休めることなく踏み続けることが出来る理由ができますから。
 ワタクシの場合は平均速度25km/hで走ることをおよその目標にして時間を設定した。
 ただし地形効果や交通事情もあるからそこらへんを勘案して時刻を決める必要がある。

 で、この時刻表をマップに書きこんでおくわけですよ。
 すると次のコンビニがどこにあるとか、目標時刻は何時なのかとか、そこまであと何キロなのかとかわかります。
 こういう”ソフトウェア”が長距離では実に有効であることを事前の走り込みで確認しているので使っています。
 なんでもそうですが目標があると迷いが生じないので気分的に楽です。
 

 いままではユニクロウェアを着込んで走っていた。
 あれはあれでいいのだけれども自転車にのるためには当然ながら不足している機能がある。
 そこで今回は自転車ウェアを購入してみた。


 
 トップは世界のGoogleストアで販売されていたGoogleバイクジャージである。
 これでMサイズ。身長180cm 体重63kgのワタクシにはだいたい調度良い感じ。
 3つのバックポケットが非常にありがたい。
 ジップロックに入れた財布を収められるからだ。
 マイクロソフトのロゴは大してカッコいいとは思わないが、
 Googleのロゴはいいと思う。

 ボトムはオーストラリアのSprint designに発注した世界で一つのビブ(サイクルパンツ)である。
 といってもデザインだけですがIllustratorを使って描いただけのことです。
 でもサイズを細かく選べるのでパールイズミとかよりもフィット感は高い気がします。

 こういう地道な事をしてなんとか東京ー大阪キャノンボールを成就したいという願いがあるから作って試しています。


 さて当日、出発は21時なので昼間はゆっくり寝ておきたいところです。
 しかし子守をしながら自転車の用意をするというのはなかなか大変です。
 あの90度回したステムも午前中に急ごしらえしたほどです。

 子供にお昼を食べさせてお昼寝させたら自分も寝ます。
 グーガー寝ているとなぜか「ピンポーン!」。
 だれじゃぁ!訪問販売なんかが来て起きてしまった。くそっ!
 しばらくすると昼寝をしていたはずの子供が起きだしてしまった。
 結局、夕飯の支度もあるので昼寝できたのは1時間ほど。
 あのこれから21時間かけて走らないといけないのに1時間しか昼寝できないんですか?

 出発30分前になってから自転車を出して用意をし始める。
 自作のマップケースの取り付け角度が気に入らないのでマップケースを掴んだら


 
 「バキッ!!!」

 と音がしてなんとマップケースが取れてしまった。
 どうもブラケットが割れてしまったようである。
 おいおい・・

 そういえばこのブラケット。100円ショップで販売されていたLEDライトを流用してつくったんだっけ?
 改造しているときから100円ショップの樹脂材質がモロい事に気がついてはいたのですが、
 出発30分前に割れるなよ。

 いそいで修理するしかない。
 最初はビニール紐でなんとかならないかと頑張ってみたがまったくのムダ。
 そこでインシュロックでためしてみるとこれがうまくいった。


 振動でバラけたりしないか心配だがコレ以外に固定する方法がない。
 一か八かこれで試してみる。

 20:50、出発地点である湾岸市川に到着。
 Twitterでこれから出発することを宣言する。
 かるくストレッチをして21:00丁度に出発。

 湾岸道路と言われる国道357号線を車と並走する。
 千葉市内に入るとそこからは国道14号線と合流して国道16号線となる。
 最初のチェックポイントでもある25kmポスト蘇我一丁目にはほぼ定刻通りの通過。
 やはり交通量がそこそこあるのでそんなもんか。

 木更津から先は街路灯もグッと減りGENTOSの活躍する番が来た。
 それでも月明かりが強いので照度は70%くらいで充分だ。

 75kmあたりから腹が空き始めてきそうなので予定通りセブンイレブン富津湊店で補給。
 おにぎり1個とポカリを購入。
 ダイヤに対し9分の貯金で直ぐに再スタート。
 おにぎり1個食べただけでもペダルがグイグイ踏み込める。
 ここまではほとんどフラットな地形だったが急に日本の海岸線らしい国道を挟んで山と海がつづく道となる。
 
 館山の街をバイパスで迂回して房総半島南端の山を超える。
 いちおう峠道になっているので峠が苦手なワタクシは余裕を持って挑みたい。
 なんだけれど千葉の山道はそんなに高い山じゃないのであっという間に峠のトンネルに到着。
 今回導入した高輝度LEDライトはまずまず路面を照らしてくれるが、これで新月だったらちょっとわからない。
 峠を超えると雨がパラパラ降ってきた。
 まずいなぁ・・・ と思いながら街が見えてくると125kmポスト セブンイレブン白浜滝口店に到着。
 甘いもの食べたいなぁ・・ と思いコカコーラと菓子パン2つを購入して出てくると雨は止んでいた。
 この時点で30分の貯金。
 峠が予想よりも楽だっただけだ。

 太平洋をチラチラ見ながら野島崎灯台まで一漕。
 2:15に千葉四極の一つ。野島埼灯台に到着。暗いので写真はなし。

 ここまではすべて順調だったのですが、なぜか野島崎灯台を出発したあたりから身体に不調が発生。
 照明がチカチカ見えるんですよ。
 ワタクシの手づりマップケースのLEDもなぜかチカチカしている。
 え、そんなはずはないでしょ。
 PWM制御しているわけじゃないからチラつくはず無いのに。
 自分で作ったのだから間違いない。

 そうこうしながら走っていると光の幻影が見えてきた。
 これはヤバイ・・・。
 実はワタクシ、献血できないくらいに血が薄い。
 そうこれは貧血の症状です。

 真っ暗な中で偶然にも公園を発見したのでそこで停車。
 アタマを低くして回復を待つしか無い。
 
 あー先刻たべた菓子パンが命取りなのかなぁ?
 それとも菓子パンとコーラの組み合わせがマズイのか?
 そんなことをぼんやり考えながら15分くらい経過したのだろうか?
 立ち上がっても目の前に光の幻影やソープランド無料券などはまったく見えなくなった。
 いやそんなものはないのだが、とにかく回復したらしい。
 慎重に自転車にまたがり公園駐車場内をグルグル回ってみる。
 むむ、大丈夫!
 復活したのでまた走りだす。

 150kmポストのローソン和田町仁我浦店には3時17分ごろに到着。
 もう何も食べる気がしない。
 この時点で18分の貯金か。さっきまで30分の貯金が半分に減ったな。
 
 ここらあたりから坐骨の痛みが明確になってきた。
 また同時に掌も痛い。
 いつもならある程度の期間痛いがそれを過ぎると痛みが消えるので我慢する。

 午前5時を過ぎた辺りから眠気がやってきた。
 スタートから10時間が過ぎているからね。
 眠いのでスピードがあがらない。
 また狭くて曲がりくねった外房の小さな町では余計に運転しにくい。
 200kmポストのミニストップ大原日在店に5:34に到着。
 つまり200kmを10時間34分で走ったということか。
 18分の貯金が6分まで減っている。
 これはイカンということで持参の塩飴を口に入れて再スタート。

 するといつのまにか眠気が覚めて太陽が昇り始めた。
 九十九里浜が見える頃になるとライトも消して走れるようになった。
 ここからがもっとも速度が出せる区間になるはず。
 というのもこの日は南風 風速5mの予報だったから九十九里を北上するのにはもっとも条件が良い。
 九十九里の有料道路脇にあるはずのサイクリングロードを走ろうと侵入すると何故かフェンスがみななぎ倒されている。
 むむ、これでは走れないではないか。
 そう思った瞬間、フェンスに車輪を取られて立ちゴケをしてしまった。
 ワタクシはペダルとシューズが固定できるクリートペダルを使っている。
 いままで一度も立ちゴケをしたことがなかったのに人生初のクリートペダルで立ちごけだよ。

 とくにすりむいた怪我をしたわけでもないから直ぐに再スタート。
 どうも津波でフェンスが全部なぎ倒されたか?
 仕方がないので県道30号九十九里ビーチラインを北上する。
 追い風と相まって車速は30km/hを軽く超えて走っていく。
 
 今回の工程で約半分の250kmポスト堀川浜交差点には16分の貯金で到着。
 しかし強烈な日差しによる体力の消耗も激しく既にヘロヘロ。
 近くのコンビニでレッドブルに手を伸ばす。
 これ効くんだよね。
 
 ここからはレッドブルの効果で無理やり走る。
 勢い良すぎて275kmポストのサンクス銚子三崎店を通過してしまい、
 そのまま犬吠埼に通じるアップダウンへ。
 まだ体内にレッドブルが効いているせいか大きなアップダウンも登れる。
 銚子は高台にある街なので坂の町である。
 そしてこの坂で練習するローディーとも数多くすれ違う。

 出発から12時間経過の9時に銚子は犬吠埼に到着。

 
 
 どうも身体のアチコチが痛い。
 自転車から下りてもロボットのようにしか動けない。
 そして照りつける太陽で身体が熱い。
 熱射病になりそうなほどだ。
 アイスクリームでも食べたいところだがお店はまだあいていない。
 コーラを購入して少し身体を冷やした。

 300kmポストの銚子忍町にあるセブンイレブンには5分貯金の9時54分に到着。
 坐骨と手の痛みがかなりひどい。
 痛み止めの薬を持って来なかったことを少し悔やむ。
 利根川にそって国道356号線を西に走る。
 このころからどうにも痛みが酷くて自転車を漕ぐのが嫌になってくる。
 なんでオレはこんなことしているのか?
 と馬鹿みたいな自問をしつつ佐原の道の駅を見つけたので急遽休憩に入る。
 痛いのと暑いのでとにかく涼しい所で休憩したかった。
 道の駅のなかはエアコンも効いていて涼しい。
 ようやくありつけたアイスクリームがウマイ。
 身体のアチコチが痛いのでマッサージをしながらアイスを食べる。

 そういえば朝からおにぎりか菓子パンしか食べていない。
 だから空腹なのかな?
 近くにあったマクドナルドに立ち寄って月見バーガーセットで空腹を満たす。
 ここの時点で貯金は0。つまりダイヤ通りの運行といえばよいが、ペースを維持しなければいけないのに手と足の痛みでとても巡航速度28km/h以上は維持できそうもない。

 それでもと国道356号線を西に進む。
 車速は25km/h前後まで落ち込む。
 マズイと思い加速するが気を抜くとまた25km/hになっている。
 もうへろへろ。
 そんなところに200台前後の珍走団(暴走族)がやってきた。
 いい年こいて止められないオジサン・オバサン達がはしゃいでいるのをみると痛いものがある。
 しかもマフラー変えて爆音にしているよ。ダメだよそれ。大人になったんだから。
 なのにみんなでコールしている。
 
 珍走団のお陰で車速はまったく伸びない。
 ようやくいなくなったと思うと今度は向かい風。
 しかも熱風が吹いている。
 もう挫けそう・・・
 と思っているとパツン・パツン・・と異音が聞こえる。
 フロントタイヤになにか付いているので停車して取り除いてみるとなんと画鋲だった。
 しまった。プシューと空気が抜けていくよ。
 パンクである。

 あちゃー。この炎天下のなか、周囲は田んぼで日陰もない国道の脇でパンク修理かよ。
 とりあえずタイヤチューブを外してパッチを当てて空気を入れる。
 楽勝!と思って工具を片付ける。
 さて乗るか。と思うと何故かもう空気が抜けているじゃないの。
 クソぉ。面倒だがもう一度バラして新品のチューブに交換する。
 これで絶対に大丈夫。つかはじめっからそうしておけばいいんだよ。
 パンクの修理で3,40分はロスったか?

 再スタートしても痛みがひどく23km/h前後の巡航速度である。
 これではとても21時間以内達成は無理だ。
 道路標識に自分の住む街の名前が見えた。
 木下街道を走れば自宅にそのまま帰れる。
 ここから最短距離で帰れる。
 しかしそれでは挑戦する意味が無いではないか?
 そんな葛藤をしつつ
 「twitterで見ている人たちがいる筈だ。
  痛みは酷いが後にこれも記録として残せるように完走だけはしよう」
 そう決断して続行する。

 400kmポストのローソン野田利根大橋店には1時間半遅れで到着。
 もうポカリスエットは受け付けない身体なので炭酸水でも飲もうと購入したのは砂糖入りの炭酸ジュースでがっかり。しかもよりによって1リットルボトルを購入してしまっている。
 ついでに購入したローソン版堂島ロールケーキもレジのアルバイトのおねえちゃんが
 「スプーンをお付けしますか?」
 というのに
 「いえ結構です」
 と勝手に口が喋ってしまった。
 砂糖入りの炭酸ジュースなんて口の中がベトベトになるだけだし、
 クリームばかりのロールケーキをスプーンなしでどうやって食べるんだ?
 そろそろアタマまでおかしくなってきたようだ。

 利根川土手のサイクリングロードに上がり関宿城を目指す。
 ケツと手の痛みが酷いが手放し運転にすると手は痛くないし、
 坐骨もポジションが変わるせいかそんなに痛くない。
 これはいいぞ!
 と関宿まで8kmの工程をほとんど手放しで向かう。


   出発から19時間20分経過の16時20分に関宿城に到着。
 すでに2時間近くの遅れとなっている。
 これから先は延々と向かい風だから取り戻すことは無理だし、
 とにかく走るだけでもツラい。
 自転車がこんなにイヤになったのは始めてだ。
 
 関宿城には水道があったので頭と顔を洗う。
 すんげー気持ちいい。
 ドリンクボトルに水を満タンにしていよいよ東京ディズニーランドを目指す。

 しかしこの日は南風 風速5m/sの予報は最後の最後でワタクシを苦しめた。
 関宿城から浦安までは江戸川サイクリングロードを60kmひたすら南下するわけだ。
 土手の上の風速5m/sは普通であろう。
 しかしここまで400km超を走破して手や坐骨の痛みが半端ない身体では残り60kmは拷問のようである。
 まず座って漕げないので立ちこぎである。
 しかし掌と肘が痛いのでいつまでも続けられない。
 シッティングにすれば坐骨の痛みが強烈である。
 
 江戸川サイクリングロードには多くのローディーが来るが日が暮れる17時を過ぎるとほとんどいない。
 唯一の救いはところどころにある休憩所だ。
 トイレと水道があるので水をただで給水できて、顔と頭を洗えるのはなによりだ。

 関宿城から30kmほど南下したセブンイレブン松戸西口店に18時58分到着。
 本来ならば18時にはゴールしていなければならないのにまだ残り30kmもあるよ。
 元気なら1時間ちょいでそんなもん走りきれるのだが今は無理だ。
 セブンイレブンで最後の補給としてレッドブルとLEDライトの電池が切れたので単三電池を購入。
 レッドブルを飲んでもちっともゲンキにならない。
 ストレッチやマッサージをしても痛みも取れない。
 むむ・・・

 再スタートしてひたすら立ちこぎでなんとか東京ディズニーランドに到着したのは8時30分。
 
 松戸からなんと1時間半もかかっている。
 どうりで途中、ママチャリにも抜かれたわけだ。
 ヘロヘロになりながらこの写真も撮りましたが、ディズニー帰りのカップルやファミリーが奇異な目でワタクシを見ていきます。
 
 さてこれでスタート地点に戻るだけ。
 国道357号線をひたすら走ればOKだ。
 時計は20時30分。頑張れば21時までに・・・
 つまり24時間以内にはゴールできるってわけか。

 もうね痛みもなにもない。
 ひたすら立ちこぎで湾岸線を走る。
 複雑な浦安の出入り口をサクサクっと抜けてついに江戸川の橋を超えてあと交差点一つでゴール。
 時刻は20:58、そこに立ちはだかったのはエクササイズかなにかでサビサビのママチャリをぎ〜〜こ ぎ〜〜ことのんべんだらり漕ぐオバハンだ。
 オラ、そこどけよ!
 とは言えないので、後ろからパッシング。
 でも工事中の通路は狭く追い越しもなにもない。
 結局交差点内でオーバーテイクしてゴ〜〜ル!

 時間は23時間59分という奇跡的に24時間以内でのゴールとなった。
 千葉県四極一周480kmトライアルは予定していた21時間を3時間オーバーの24時間でゴールでした。
 
 Twitterにゴールの報告をして自宅まで最後の漕ぎ。
 

 帰宅すると何故か飼っている猫が外にいる。
 普段は外に出さないのだが何かの隙をついて脱走したんだろう。
 ところが隣の家の屋根に登ったのはいいがおりれなくなって鳴いているようだ。
 コッチは疲れた身体でどうもする気が起きないので無視する。

 風呂を沸かしている間にビールを飲む。 
 スゲ〜うまい。
 風呂に浸かると股間が擦り切れていることに気がついた。
 どうやら摩擦で切れたらしい。
 あと左太ももの付け根も擦れていた。
 ちょっと滲みるぜ。
 あと日焼けがスゴい。唇も薄皮が向けている。
 手があんなに痛かったが、よく見ると掌にはアザがある。
 掌にアザって出来るんだ。
 しかもマメも潰れているし、全体的に赤くなっている。
 どうりで手が痛いわけだ。
 足の裏も皮がベロンと剥けていた。
 どうやら身体のダメージはそんなところだ。

 ビール飲みながらパソコンを眺める。
 みんなワタクシのツイートにレスをしてくれた。
 ありがとう。

 飯を作る気力がなかったのでカップラーメンを食べる。
 ずっとケミカルなもの。
 おにぎりとかカロリーメイト下位コンパチのトップバリューライトミール
 
 みたいなものしか食べていなかったのでしょっぱいラーメンが染み渡るようにうまい。(カップ麺も充分にケミカルな味ですが既に脳みそが死亡しているのでそう感じたらしい)
 ビールも三本目で眠気が最高潮になり就寝。

 
 朝はフツーに5時には起きてしまった。
 やっぱり体中痛いものである。
 ガレージに放り込んでいた自転車を取り出してみる。
 
 やっぱりさ、シートポストとシートチューブの長さが同じ自転車はマズイよね。
 ミニベロですか?って言われますよ。
 シートよりもハンドルのほうが10cmくらい低いのも変だよ。
 これじゃ短距離ならいいとしても480kmをこんな自転車で走ったらケツも手も痛くなるわな。
 無理な前傾姿勢だから手が痛くなる。
 それを庇おうとすると坐骨が痛くなる。
 身長160cmくらいの人向けの自転車に180cmのワタクシが乗ることが痛みの原因だよ。
 あぁマトモな自転車が欲しい。
 
 やっぱり480kmを走って良かったよ。
 それは身体にあった自転車に乗らないとかえって体に負担となる。
 落車で曲がったサドルは内股がこすれるし、足に負担が来る。
 これでちゃんとした自転車を購入する決心がつきました。
 
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