「修理しない修理」


 おはこんばんちは。

 滋賀県へ単身赴任してきて初めての冬。ヤフオクで純正ホイールを落札できたのでスタッドレスタイヤを装着した。
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 中東ドバイからのスタッドレスタイヤ。ジーテックスWH1000 215/55R17 98 XLは一本5,900円と驚きの安さ。大丈夫なんかい?とおもったらこのタイヤだった。サマータイヤみたいにブロックは浅い。ゴムはそれなりに柔らかい。東京ならこのタイヤでもいいけれど、雪国ではイカんのではないだろうか。

 実はタイヤ交換をしてもらっている時に一つ気がついたことがあった。それは、アッパーアームのボールジョイントブーツが破けているのを見てしまったのだ。購入してから何もしていないスカイライン。そもそもスペインで仕事していたりして、車に触ることもままならなかったものだから、現状確認もできていない。35万円で購入した車だからというわけではないが、どことなく怪しい気がするので、意を決して下回りチェックをしてみた。
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 単身赴任先のアパート駐車場でジャッキアップするだけ。寒いので陽が昇ってからの調査ですよ。あぁ歳食ったな。
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 これを見てしまったがために、これは放っておけないと決断した。ちなみにV35は足回りとサブフレームがアルミと高級品である。もちろんこれはバネ下重要低減を狙ってのことだと思う。このホイールキャリアだってアルミだから鉄のボルトやナットはサビサビになってしまう。これは面倒なことになりそうな予感マシマシ。
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 ジャッキアップしてホイールを外す。ブレーキディスクは過磨耗している。1mm以上は削れているだろうか。これでも車検は通るけれど、摩耗限界ですな。
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 インナーフェンダーも外れている。フロント周りに板金した形跡は見られないのだが、なぜだろうか?
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 後輪駆動車の前輪は設計の自由度高くていいね。5リンクのアームもできるだけ広めのスパンで力を逃がそうとしている。バネも全長を長くして振動周期を稼ごうとしているのだろう。ストラットでは真似できない芸当だ。
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 こちらは後輪。なんと後輪もベンチレーテッドディスクブレーキだよ。セダンだからトランクルームという制約があるのにもかかわらず、器用に逃げた作りをしている。
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  まずは下回りをじっくり観察することだ。散々使った風呂マットはとっくに捨ててしまったので、テキトーな段ボールを寝板にする。
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 おっと。ロアアーム側もぱっくり割れていますね。これは交換しないとダメです。でも、裂けていると車検は通らないハズなんだけれど、どうなっているんだろう?
 激安中古車店で車検も付けて購入してきたわけだが、これである。本来なら車検は無理なはずだけれど、よく拭いてチビっていなかったことにすればいいのかな。よくあるのはシール剤を塗布してごまかすんだけれど、これはそれよりもひどいな。
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 クラッチのレリーズ付近も怪しい。この車は油圧クラッチなんだけれど、シリンダダストブーツからフルードがちびっている。フルードがちびるから鉄でできたレリーズレバーが錆びているのかも。


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 車体後方から下回りを撮影してみた。凹型の中間マフラーが独特な形状である。それにしてもボルト類のサビがひどい。これは苦戦しそうな予感満点。
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 スカイラインくらいになるとキャンバー角調整ボルトが付いていた。たぶん一度もいじったことないはずだ。
 ざっと見たところフロントサスペンションのダストブーツは交換が必要だ。それとインナーフェンダーも固定するためのクリップが必要だ。
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 ヤフオクで整備書とパーツリストを落札する。整備要領書に至っては新品未開封のCDである。2001年とあるが、およそ16年も前だ。時は確実に流れているわけだ。
 で、部品番号を調べてみたところで、ふと考えた。あのジョイント。手持ちのボールジョイントプーラーでは外せそうもないぞ。そうなると工具を購入して取り寄せるだけで1週間かかる。来週末は横浜へ帰省するから作業できないし、年末はこの車で帰省するので自分で作業するのは無理じゃね?  

 というわけで、自分で作業するのを諦めて近所の自動車屋に相談しにいってみた。ついでにNISMOのLSDも取り付けてもらっちゃおう。
 自宅から車で2分の場所にあるどこにでもあるような修理工場を訪れてみた。以前にイグニッションリレーを購入していたので顔を覚えられていた。というか、伊吹山でジムカーナしていると話したらすっかり仲良くなったのである。  修理とLSDの取り付けを相談してみたら、修理はできるけれど、LSDの実装はウチではできないと。へ?だってそこに弄ってるS15あるじゃん。LSDの取り付けは技術のある専門店にお願いしてくれと。まぁできないならできないでハッキリ言ってもらった方が嬉しい。LSDは急いでいるわけではないから別の方法を考えよう。
 というわけでブーツ交換とインナーフェンダーの修理をお願いした。年末なので1週間以上みてくれと言われたのに、5日で仕上げていただけた。
 ワタクシも自分の手であれこれする設計側の自動車屋だから修理屋さんとも気が合う。ブーツ交換は予想以上に大変だったようで、割りピンが抜けなくてドリルでもんで外したそうな。クラウンナットも割りピンもサビサビだったものなぁ。ワタクシがやったらドリルから無いから時間を要しただろうな。
 さらにブーツだけで部品が出ない。アームごと交換だったので、部品商に相談してもらってブーツのみの交換してもらったそうな。
 フロントブレーキローターは研磨限界を過ぎていたので、研磨屋さんにも置き捨てられたらしい。この修理屋さんでは社外品(互換品)の取り寄せと実装はしていないということで、持ち込みであれば対応すると。社外品なら1万円も出せば新品ローター購入できますから、あとは自分で取り付けるかな。
 お代は部品代と技術料合わせて19,505円。工数は2hなんだそうな。そんなんで収まるはずないんだけれどね。
 最後に車談義で盛り上がる。年末になると自分でスタッドレスタイヤに交換しようとしてハブボルトを折ってやって来るお客さんばかりらしい。ハブボルト折るのかいな?ワタクシは散々っぱらジムカーナだの耐久レースだのやってきたから身体でトルクを覚えているが、そうでないと馬鹿力でハブボルトをへし折ってしまうらしい。それならいいが、ぜんぜん違うピッチのナットを無理やり取り付けて全ハブボルトをダメにしてしまう客もおるそうな。
 たしかに滋賀県では12月になると、自宅前でタイヤ交換している光景を目にする。東京ではなかなか見られない。ガソリンスタンドもこれを見逃すわけはなく、予約すれば安価でタイヤ交換しますよと。
 年明けから、ブレーキの交換、LSDの実装を予定します。それではよいお年を。  


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