ヤブ医者の健康診断10


いつの間にかに11月となっていた。

プジョーをヤフオクで落札してからおよそ一年が経過した事になるんですよね。

そんなことをプジョーの任意保険更新のお知らせで気がつきました。

が、しかし。プジョーは相も変わらず不動車のままである。年内にはなんとか着地するところまでは持ち込みたいものである。

 

推理小説と修理小説


 ストレートカットのクロスミッションは5速の組み付けでトラブった。  5速ギアを締め込むナットのネジ径がM18からM16に変更されていた。このままでは組み付けできないのでモノタロウでM16の薄ナットを早速発注する。

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 ネットで注文すれば翌週までには部品を手配できるんだからいい時代になったものだ。注文したのはM16P1.5のナットだ。

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 右がオリジナルのM18ナット。中央がM16P1.5の薄ナット焼き入れ済み。左はユニクロメッキのM16P1.5ナットだ。

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 焼き入れ済みのナットを組み付けてみた。カバーを閉めてみたがギリギリであるがナットとカバーは接触しなかった。

 もう一つ。

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 写真のシャフトに差し込んでいるワッシャーがシャフトに対してガバガバなのだ。

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 マイナスドライバが指し示している位置が切り欠いてあるのでワッシャーがガバガバなのだ。オリジナルのシャフトはそんなことはない。

 これはおかしい・・・ ということでいろいろと調べてみました。結論からするとこのミッションはシトロエンC2用のMAミッションだというところs、に辿り着きました。

 MAミッションの部品を調べていくとプジョー205から最近のプジョーまで使われていることがわかりました。設計は20年以上も昔のトランスミッションなのですが、いまだにこれを使っているとは思いませんでした。

 で、思い返すとこのミッションが到着したときにシトロエンC2用と書いてあったのがヒントになりました。インターネットでシトロエンC2のトランスミッションを調べてみるとワッシャーではなくCリングが使われていました。間違いなくここはワッシャーではなくCリングであると確信しました。

 確証を取るために販売先へメールをしてみましたが、後で返事するということでそれっきりでした。

 それと並行してCリングを手配します。小さい部品なのでいつも利用しているフィッシュ・ブラザースではない違う部品商に依頼してみました。

 現金で所有していたイギリス・ポンドは使い切ってしまいましたので、違う通貨で購入できるとなるとユーロくらいしかありません。今回はJCPARTSというチェコリパブリックにある部品商に依頼しました。

 フィッシュ・ブラザースほどレスポンスはよくないですが、振込して発送され日本に到着したところまでは確認しました。

 それ以降、ちっとも配達される様子がありません。大丈夫かな??

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 心配しても来ないものは仕方がないので他を進めます。シフトリンケージを組み付けてみました。新品なのでガタも特にありません。いまどきこんな複雑なリンケージはないと思うけれど。

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 ミッションケースのボルトは全てトルクレンチで締め直した。近所のホームセンターで安価なトルクレンチが売っていたからである。ビーム式も所有しているのだが、現在の作業場所には持ってきていないので買ってしまった。

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 でも、どうやって締め付けトルクを調べたのか?プジョーの整備要領書兼パーツリストを入手したのである。DVDで三枚組。Windowsのみ対応でインストールに3時間くらいかかる。

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 我が家にはWindowsパソコンはもうなくなった。唯一あるとすれば以前に使っていたMacBookの中にあるBootCamp領域に存在するWindowsXPだけだ。そこにインストールしたらメカ部品のマニュアルは開けた。ちなみに日本語で表示させることができる。

 残念ながら配線図のソフトが起動できなかったが、配線図は持っているのでまぁ特に問題なか。

 諦めずに探せばなんとかなるものである。つか一番最初に入手すべきアイテムだよね。

失敗の成功


 そういえばエンジンのタイミングベルトカバーが合わないと騒いだことがある。  購入した部品を整理していたらタイミングベルトカバーがたくさん出てきた(笑)

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 一番左がタイミングベルトカバーの上下新品。

 中央が上だけの新品。

 右は車両から取り外した破損品。

 左の上下新品は車両に取り付けられなかったので首を傾げていたが、これは「業者が別の部品番号だよ」と手配してくれていたものらしい。でも、ワタクシは中央の部品も頼んでおいた事をすっかり忘れていた。

 というわけで車両には中央の部品を使えば問題ないわけで。

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 ちゃんとじゃないけれどくっついた。これでタイミングベルトカバーは取り付けられたわけだ。

新しい猫目


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 ヘッドライトの光軸を調整する部分が破損していたので、ヘッドライトを丸ごと購入しておいた。

 上が現状品。下が新品。

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 バレオのライトですね。メードインフランスですよ。たぶん2002/12/20 17:37に作られたのだろう。あのさ2002年っていつだよ。いま、2014年でしょ。10年以上も前の古い新品というわけです。

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 普通に取り付けられて良かった。イタリアのスーパーカーなら普通に取り付けすら出来なさそうな気がする。(あれは色々な意味でスーパーだから)

 

自転車の部品で修理


 この車、ボンネットオープナーのワイヤーが切れてしまったらしく、車内ハンドルコラム下にあるオープナーを動かしてもボンネットが開かない。

 前のオーナーがバンパー下から開けられるようにしていたけれど、格好悪いので修理する。

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 まずは車内からオープナーを取り出してみた。

 ワイヤーが根元からちぎれていましたよ。この部品、ワイヤとオープナーがセットで販売されているんだけれど、すでにメーカー欠品になっている。もともと切れやすいのでみんなが交換しまくったからメーカー在庫がゼロになってしまったのではないか?

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 修理は自転車のワイヤーでなんとかなるだろうと考えて、近所のホームセンターでママチャリ用のシフトワイヤーセットを購入してきた。

 適当に選択した割には普通に取り付けられたよ。

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 ボンネットキャッチにうまく取り付けられた。実はワイヤのアウターを短く切りすぎて失敗してしまい、再度ワイヤーを購入したので2度目のチャレンジだったりする。

 でも、室内からボンネットを開くことができるようになって気持ちよくなった。普通の車に一歩近づいた瞬間だろう。

ストラット最終組み立て


 ストラットにはアラゴスタのショックを組み込んで、ストラットのアッパーマウントを購入したところで止まっていた。ので、再開する。

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 ストラットアッパー側スラストベアリングも新品を用意する。微妙に形状が変更されている。

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 イギリスから購入したピロアッパーをボディにつけてみる。スタッドボルトが付属してなかったので、手持ちのボルトをあてがって取り付けてみた。キャンバーの変更はなし。普通に取り付けできているのでOKだ。

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 ストラットASSYを作ってみる。9kg/mmのスプリングにヘルパースプリングを全圧縮で組み付けている。これは先ほどのスラストベアリングに9kg/mmのバネがはめ込めなかったた。ヘルパースプリングはスラストベアリングにぴったりハマったのでこのような組み合わせにした。

 とりあえずプリロードは13mm。サスペンションのセッティングは西ちゃんのシティとロータスエキシージを参考にしている。といっても体感から「こんなもんだろう」という程度だけれど。シティはボロかったけれど、速かった変な車だった。エキシージのセッティングを体感したときに「自分のサスペンションに関する考え方は間違っていなかった」と確信したものである。

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 ストラットを車体に組みつけようとするとロアアームブッシュが車体側にはまらない。ボルトとナットで車体側を少し拡げておく。

 プジョーは猫足と言われるが、実はサスペンションの機械的コンプライアンスが小さいところにこそ妙味があると思う。つまりブッシュのたわみが小さい。それだけだが、たったそれだけで車がキビキビ動いているように感じる。小排気量で軽量ボディだからこそ運転して楽しめる車に仕上がっている。

 リアサスペンションの付け根に至ってはローラーベアリングなのでまったくたわみがないんだからそりゃ敏感な動きを見せるわな。

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 組み付けてみた。特に干渉するようなことはなさそうだ。ただしロアアームのブッシュ挿入位置が間違っていたのでやり直ししなければ。

再履修


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 苦労して取り外したサスペンションの純正ブッシュであるが、その後挿入したブッシュの取り付け位置が間違っていたので、一旦外して再挿入する。

 取り外すのは写真下側のアルミブロック。ロアアームとボディを接続するブッシュ一体型の部品だ。

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 純正ブッシュは破壊して取り外したが、今回は再利用しないければならないのでブッシュを取り外す治具を作ってみた。

 アストロプロダクツのギアプーラーに100円ショップで購入したスパナを溶接したSSTである。これでブッシュを引き抜くのだ。

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 日曜日の朝から格闘として1日かけてなんとかブッシュを取り外せた。SSTのスパナ部分はひん曲がり途中から使い物にならなくなったので、写真にあるギアプーラーを使ってなんとか取り外せた。文章で書けば簡単に見えるがとても苦労した。  

水商売は難しい


 古い車を修理するときに交換しておきたいのがラジエターホースである。プジョー106のラジエターアッパーホースはすでにメーカ純正品は在庫切れとなっている。

 そこで社外品を購入してみた。

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 購入したブツと現状品を並べてみると微妙というかちょっと形状が違うんですよ。これで取り付けられるのか?心配になってきた。

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 ついでにホースバンドも交換してみる。バンドは純正品だとエンジンの裏側は締め付けにくいのでネジ締め式を購入した。購入先は近所のホームセンターだったりする。

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 これはエンジンから室内のヒーターコアへ接続するホースなんだが、ひび割れてしていましたよ。こりゃいつかクーラントがプッシューと吹き出て自走不能になりますな。危ない危ない。昨日今日でヒビが入ったわけではなさそうな気がするんですよね。エンジンをOHしてから1年ちょっとなんで、その際に気がつかなかったのかな?

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 ラジエターロアホースはラジエターに届かなかった。細く入り組んだ部分で延長するのは難しい。また、このホース、クランクプーリーにも接触しているんですよ。おかしいな・・ と調べてみたら同じプジョー106でもラジエターの大きいタイプ用のホースだったみたい。

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 エンジンのサーモスタット部から室内ヒーターコアへ接続するホースなんだが、ガムテープを巻いているオイルクーラー部分に接触していますよ。これではオイルクーラーへ給水するトップホースが接続できませんね。

 これは純正では水冷式のオイルクーラーなのですが、このホースキットは空冷式オイルクーラーを使用することを前提にしているからなんですね。つまり空冷オイルクーラーを買いなさいと。

 ホースをカットすれば収まりそうな気もするけれど、このホースのパーマネントの形状、どうも信じられないので空冷式のオイルクーラーにしてもいいよね。どうせ水冷用のホースはもう出ないし。

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 というわけでまたしても部品購入。いつものpug1offから空冷式オイルクーラーキットがあるかそれ使ってみたらというメールがあったので素直に購入してみた。

 価格は120ポンドなので「ま、いいか」と思ったが、いつの間にかポンドのレートが180円/ポンドまで上昇していて、送料も含めると4万円もすることになってしまった。

 しかしラジエター・アッパーホースは今後も出ないことからこれを水冷式オイルクーラーは諦めるしかなさそうなので空冷化してしまえまホースで悩むことはないから思い切って購入に踏み切った。

 追加5ポンドでフィテッィング・キットが付属するよと書いてあったのでお願いしたんだが、箱を開けてみるとなんてことないただのステーとネジが付いているだけのフィッティング・キットで、プジョー106用でもなんでもないじゃないか。つまりあとは自分で適当に取り付けろと。

 ラジエターホースも適当すぎて呆れてしまうが、オイルクーラーもかなり適当なもんだ。普通の日本人がこれらの部品を購入して取り付けようとしたら合わず、「不良品じゃないか」と怒り出すだろな。だから日本でこの手の製品が売っていないわけだ。

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 ワタクシは理系人なので多少合わなくてもなんとかできるように工夫するわけだ。これが文系人ならクレームつけるだけだろうけれど。文句を言うくらいならまず自分の手を動かせよって思ってしまう。

 前述のサスペンション・ブッシュ引き抜きの合間にオイルクーラーの設置場所をあれこれ考えてみた。とりあえず一等地であるラジエター直前に設置する方向に決める。

 ここならクロスメンバーにオイルクーラーのマウントを作って取り付けることができそう。しかもラジエター直後にある電動ファンにより停車時も風が抜けるし、走行時はモロに風が当たるので冷えそうだ。

 このような設置の場合はラジエターとオイルクーラーがぴったりとくっついていることが大事みたい。でないと風がオイルクーラーとラジエターの間で逃げてしまい冷却効率が落ちるからだそうな。

 FFなのでミッションオイルの温度が上がり過ぎないようにしておくとLSDの効きも違ってきそうな気がする。

 11月はここまで。ミッションのCリングを発注して1ヶ月近くが経過するんだが、まだ到着しない。困ったものだ。それが到着すればミッションの蓋を閉めてエンジンと合体。

 あとはエンジンマウント、クラッチの交換があるかな。ラジエターホースの取り回しやオイルクーラーの設置もあるので年内に着地するのがギリギリかなと考えている。  


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