ヤブ医者の健康診断7


今年の夏は夏風邪にやられっぱなしでした。

8月だけで2回も夏風邪によりダウンしました。

いままでこんな事なかったのにやっぱり歳を取ると抵抗力も弱くなるのでしょうか。  

純正部品の買い方


 プジョーもおおかたの分解が出来たのでダメな部品は交換して対処することになる。

 それはいいんだけれど、問題はフランス車であるプジョーの部品をどのように発注するかということだ。

 マフラーとかサスペンションなら社外品で事足りるかもしれないが、オイルスティックとかミッションの部品なんて社外品では扱いがない。

 そうなると購入するルートはそう多くはない。

  1. プジョージャポン(ディーラー)
  2. 日本国内部品商
  3. 海外通販

 だろう。

 普通の人はプジョーのディーラに持ち込んで修理をするのでディーラーから購入となる。もっとも間違いのない購入方法だ。

 パーツカタログを持っている人なら日本国内の部品商に注文するという方法もある。しかし、全てを取り扱っている訳ではなかったりする。なんせ彼らとて海外から仕入れているのであるから、その海外の部品商が取り扱っていなければアウトである。

 最近は自ら海外通販という手段もある。ネットを探すと消耗品レベルであれば簡単に注文することができる。しかしそれらは細かい部品まで取り扱っていない。

 さて、どうするか? プジョージャポンに注文すれば確実だが、高価になる。かといってツテがあるわけでもない。どうしたものかと思い倦ねいたがそこは行動に出た。

 「自分で海外の部品商を探して購入する」

 という簡単?!な方法だ。幸いにもワタクシは英語が何とかなるので片っ端から当たってみればいい訳である。やり方としては部品リストから欲しい部品の番号や数量を表計算ソフトでリストにして、そのリストを送付するというものだ。

 こんな方法でうまくいくか不安だったが、いきなりアタリがついた。

 peugeotpartsdirect.co.uk

 である。実はここはイギリスのFish brothersという自動車屋さんがやっていたりする。送付した部品リストに見積もり価格と在庫無しならその旨をつけて返してきてくれた。

 なんだこんなに簡単にプジョーの純正部品を購入できるのなら、プジョージャポンもなにもいらないわな。

テナリエフェ島の商人


 プジョーのLSDをどうするのかということが課題であったが、いろいろと考えてRSXのLSDとトランスミッションを購入することにした。

 とにかくネットで探しても実績が見つからないのでどんなものかさすがに不安である。そこでどんな仕様のデフなのかということを正直に尋ねてみたら答えが返ってきた。

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 写真で見る限りはちゃんとしたものみたいである。プジョー106の場合、LSDを取付けるにはLSD本体、リングギア、ピニオンシャフトが必要になる。なぜならプジョー106のデフはリングギアがデフ本体に焼きバメされているので取り外してボルト穴加工をしてあげないとLSDにリングギアとして取付けられないからだ。となるとLSDにリングギアとピニオンシャフトをセットで販売してしまった方が手早いという訳である。

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 これがLSDの構造図である。普通にジムカーナやっている御仁でここまで詳細な図面で把握しているというのは少ないのでは?部品は全て1個から供給できるという。6枚のプレートで差動を制限していることが見て取れる。

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 LSDの効き方として1way、1.5way、2wayとあるがそれも角度を選択することができる。またプレートの圧力も40〜120Nmまで指定することができる。

 LSDはわかった。トランスミッションもあったので調べてみるとシンクロメッシュのストレートカットミッションが1,200ユーロである。安いもんだ。ギアリングはクロスレシオで以下のようになる。

1st 41/12= 3.417  (3.417)

2nd 33/14= 2.357  (1.950)

3th 36/20= 1.800  (1.357)

4th 44/30= 1.467  (1.054)

5th 41/34= 1.206  (0.854)

 ()内はノーマルのギアレシオになる。このクロスミッションにすると5速に入れてもノーマル時の3速と4速の間にしかならない。

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 グラフにするとこんな感じ。1速は変わりませんがそれ以外は皆ロー側に寄せてあります。特に5速は4速に寄せてありますね。ファイナルを調整すればいいですが、平塚のようにローとセカンドしか使わないコースではイマイチその真価を発揮しきれませんね。逆にホームコースの成田などではファイル次第で今まで3速で走っていた所が4速にまで入ることになりそうです。変速時間を考慮し出すとドッグミッションが欲しくなりますね。

 ふむふむ。これだけ出来ればいいんじゃないの?ところでこのRSXってのがどこのメーカーなのか調べてみるとスペインのカナリア諸島最大の島である「テナリエフェ島」というところにある。

 アフリカ大陸の西側にあるモロッコから海へ出たところにある。世界地図でみればアフリカと見て取れてしまう。

 まさかそんなところにある島から販売していてやり取りしているとは思わなんだ。テナリエフェ島は観光の島だからここでLSDを製造しているかというとちょっと疑問だ。そもそもRSXという会社自体が社外部品を販売する部品商でしかない。ただし、オリジナル部品もあることから、どこかでつくらせていると想像出来る。

 誰も購入したことがないので、これもワタクシが人柱になってみようではないか。

為替レートに踊らされない海外通販の方法


 純正部品にせよ、LSDにしてもとりあえず購入先を見つけて見積を取ることも出来た。支払いはどうするのか?というとさすがにクレジットカード決済というわけではなく、口座に振り込んでくれという。

 なるほど。海外送金ってやつかな。自分はやったことがないのでとりあえず調べてみるとそういう事になった。海外送金には幾つかの方法がある。

  1. SBIレミット経由Money Gramによる送金
  2. 郵便局から現金支払いによる送金
  3. 日本の銀行からの送金

 1番が一番手数料が安価ですむ。MoneyGramという世界で通用する海外送金の窓口をSBIがやっているというだけだ。ただし、相手の口座に入金するわけではなく、向こうの人がMoneyGram対応の銀行まで出向いて、送金者から伝えたリファレンスナンバーによりお金を受け取ることができる。

 これのメリットは口座を持っていなくても海外でお金を受け取ることが出来るということだろう。外国人が銀行口座をつくることが難しいのは日本だけに限らず世界共通であるからだ。

 実はこの方法をRSXに対して試してみたのですよ。結果からすると受け取ることが出来なかったのです。たしかに彼らの事務所の近くにMoneyGramの取り扱いがある銀行があったので、そこまで出向いてもらったのですが、受け取れなかったとのこと。残念。まぁ組み戻して手数料ばかり取られるといういい授業料でした。

 郵便局からの現金による送金は手数料2,500円でしかも現金払いで送金することができる。銀行からの送金は相手口座の登録に1週間もかかるので、手早く済ませたい場合には郵便局が有利に思えた。

 で、これも試してみました。RSXはスペインなのでユーロなので1ユーロ138円のレート+10万円を越えたので3ユーロ追加することで何とか支払えた。

 いやね。実は郵便局には2度も足を運んだのですよ。海外送金が初めてなのでRSXからもらった口座情報だけでは送金することができず、swiftコードが必要だったりで2度も足を運んだお陰で郵便局のオネーさんに顔を憶えられました。

 郵便局で送金するのにだいたい1時間弱かかります。書類を記入して身分証やらを提出したり、確認作業で手間取ったり。いや郵便局のおねーさんが美人だったのでよかったのですが、問題は郵便局で海外送金すると送金までに5営業日は最低かかりますということなんですな。そんなのありかよ?しかもちゃんと送金出来たかはすぐにわからない訳です。不安ですね。

 で、実は一番賢い選択肢なのが銀行からの海外送金なのです。メガバンクと呼ばれている銀行さんは手数料として1回につき5,000円も取りますが、楽天やCITIBANKはそんな手数料を取らずに送金することができる。

 ワタクシはCITIBANKに口座を持っていたりするわけで、さらにマルチマネー口座というのにイギリス通貨であるポンドやアメリカ・ドルを蓄えていたりする。為替レートを見ながら時々ドルやポンドを買って蓄えていたのだが、これが役に立ったのだ。

 純正部品の購入先となるイギリスのFish Brothersはポンドで支払いとなる。そこで、CITIBANKのマルチマネー口座にあるポンドを送金に当てたのだ。2014/8の時点で1ポンド170円となっている。イギリス通貨であるポンドはだいたい150円から200円の間で値動きする。1ポンドが150円くらいのときにポンドを買い付けておけば1ポンドが170円の現在でポンド払いしても「ポンド、高いなぁ」ということにならず、むしろお得になるわけで為替レートになんて影響されずにお買い物ができるというわけである。

 もちろんクレジットカード払いではこういう手法は通じない。銀行口座への入金だから成り立つし、そもそも為替レートを見ながら外貨を購入して蓄えるだけの財とか相場観が必要になる。でもそうやって先読みしておくことで後に有利になることもある。一種の投資みたいなものだけれどね。

 ハナシは銀行からの送金で、相手口座の登録さえ出来てしまえば、ネットで海外送金手続きを行うと1日もすれば相手の口座に入金できる。しかも送金手数料は郵便局の比較にならないくらいに安価だ。登録の手間を惜しまなければ銀行送金が一番速くて安価である。

プール遊び


 プジョーのラジエターからクーラントが漏れた形跡がみられた。ラジエターをチェックすると、ラジエター本体が微妙に歪んでいる。となるとラジエター本体から水漏れしている可能性もなくはない。

 そこで簡単にラジエターの水漏れチェックをしてみよう。

 方法としてはラジエーターにアッパーホースとロアーホースを接続する。ホースの先端は栓をしてしまう。1つの栓に空気を注入できるバルブを取付けて冷却経路に圧をかけて水に沈めてエア漏れによりチェックしようという魂胆である。

 では早速やってみよう。   image

 空気を注入するバルブを取付けた栓を用意する。なんてことはない塩ビの水道管に穴をあけただけ。そこに自転車のバルブを取付けた。

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 別の角度から見るとこの通り。市販のラジエターチェックツールは1万円するが、これなら500円で出来る。

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 こんなもので圧力がかけられるのか?と思うかもしれないがそもそもラジエターキャップ内圧を調整している。一般的には0.9kg/cm^2〜1.2kg/cm^2の間にある。まぁ1気圧とちょっとというところだから自転車用のバルブでも十分に足りる。

 ラジエターキャップは低温時に開いているので写真のようにゴムパッキンを噛ませて空気が抜けない様にしておく。  

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 夏休みに子供達を庭のプールで遊ばせた。もちろんこれは理由があってラジエターリークチェックをする為だということをワタクシ以外誰も知らない。子供達がひとしきり遊んで部屋で昼寝をした隙にラジエーターとスイミングしてみた。

 ゲージ付きの自転車用空気入れで慎重に加圧してみる。あんまり加圧するとラジエターが大爆発するので程々にしような。

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 圧を加えると早速ホース周りからエア漏れし始めた。そりゃホースバンドしていませんからね。そこはチェックポイントではないので本体を見ていくと写真のエア抜き栓からエアが漏れていることがすぐにわかった。プジョーのラジエターはリザーバタンク一体型なのでエア抜きをするのに栓が付いている。ここからどうも漏れていたみたいだ。一度取り外してパッキンに付着していた汚れを取り除いて締め直すとエア漏れが収まった。

部品集結


 水遊びをして夏が終わろうというころにスペインから連絡が途絶えた。発送したらリファレンスナンバーを教えるからね・・とテナリエフェの商人は言っていたがまったくもってして連絡が来ない。

 ひょっとして騙されたか?と思ってメールを数回送信すると返事が来た。曰く、「発送担当が休暇中でてんてこ舞いなんだ」と。それでもそれから一週間程して発送してくれたようでリファレンスナンバーが送られてきていつの間にか不在票が入っていた。

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 再配達で無事に受け取り開梱してみると驚いた。プジョー106用のLSDとミッションを発注したはずなのにプジョー206と書いてある。それもLSD、ミッション共だ。早速、テナリエフェに連絡すると「ノープロブレム。それは106用だから」とのこと。

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プレート式LSD。シムが付属していた。わりとまじめに出来ている。

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 こっちはストレートカットのクロスミッション。ちゃんとストレートカットギアになっている。

 一方、イギリスに発注した純正部品は一部フランスから部品が来ないのでイギリス国内で探してくれた。それでも手配から一ヶ月。

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これも不在票が入っていたので近所の集荷所まで引き取りに行って無事に受領した。

部品発注をしてからおよそ一ヶ月である。

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 チェックしたらすべて揃っていた。問題は自分の手配ミスが2件もあったことか。一つはパッキンがバラとASSYで二重発注になっていたこと。もう一つはヘッドライトを発注したはずなのにウインカーを手配してしまったことか。ま、無駄にはならないからいいか。

 スペイン・テナリエフェ島のRSXに発注した分については関税を徴収されなかったが、イギリスの純正部品について関税をバッチリ取られた。何が違うのだろうか?

やっとこさ部品が集結したので次回から楽しみな組み立てに入るよ。


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