20年オチのプジョーなんてヤメて、トヨタ・アクアに切り替えた・・
というのはウソです。
千葉の本宅では二代目プリウスからアクアに切り替えた。
プリウスは先進的なんだけれど、ちょっと大げさなのよね。
車としてはいいんだけれど、日本の狭い路地ではやや不利だし、重くて大きいのが気になる。
それをふまえてトヨタもアクアというもう少し使いやすいサイズを出してきたのだろう。売れるわけだ。
乗りやすいし、日本でちょうどいいサイズなんだよ。そして細かいところまでよく出来ている。トヨタの車が売れるのは当然だと思うわ。
12月に納車されたプジョー106ラリーはその後も走行距離100km程度のまま何も変化していない。いや、していないんじゃなくって水面下で準備をしていた。
まずは不具合の修正とスポーツ走行向けに変更することを目標とする。不具合の修正は終わりなき戦いになりそうだけれど、わかっているところは出来る限り直す。スポーツ走行についてはまず湘南ジムカーナでお立ち台に立てるようにする。その後はもう少し大きいコースでお立ち台に立ちたい。そこで不具合修正と性能向上に必要な項目を分解をしてみよう。
<既知の不具合>
<ジムカーナ向け変更>
まずはこの辺を目標にして進めてみたい。期間については以前に比べて作業出来る時間が1/3くらいしかないので1年くらいかかると予想している。コレだけの内容なら普通ショップに出すわな。というわけで素人がプジョーを仕立てて行く様子を定期的にお伝えして行きたい。
アストロプロダクツでダイヤルゲージ、マグネットスタンド、チェーンレンチ。コンプレッションテスタ、ギアプーラー、光明丹、ジャッキパッドなどである。
ジムカーナ向け車両にするのに足回りのブッシュを交換も行う。18万キロ、20年オチならやって悪い事はないはず。幸いにもプジョー106はローエンドの車ゆえ、アフターパーツは豊富なので一通りの部品を購入できる。フランス車なのに部品の購入先はイギリスばかり。英語でのやり取りが出来てヨカッタ。
と書くと簡単ですが、ジャッキポイントが少なくコンパネを買ってきて切り出したりするのに時間が掛かったので、素直にリジットラックを2個追加購入して持ち上げた方が早かったなぁ。
今回も青空ガレージでの作業になります。2月は天候不順でほとんど作業出来ませんでした。大雪のあとはしばらく残雪の処理に追われて車に触れなかったくらいです。
そうそうジャッキアップするまえにハブナットの締結を解いておいたのですよ。ところが一カ所だけどうしても外れなくて苦戦していたらスピンナーを壊してしまった。
ソケットにスピンナーが刺さりきっていないのに回したもんだからチェックボールの部分から破断してしまった。これは工具が悪いのではなく使い方がヘタクソなだけだ。ストレートでスピンナーを注文したらTONEツール製がやってきた。ノーブランドから高級ブランド品へアップグレードされたわけだ。
フロントサスペンションは車高調整式に変更する。自分でフルタップのスリーブなどを購入して作ってみようかと思ったが、キット販売を見つけたのでソレを手配しておく。
プジョー106のストラット脱着は大変だという記事を読んでいたんだが、やはりその通りだった。確かにアルトみたいに40分もあればストラットを交換できるわけじゃないけれども、一度慣れてしまえば言う程大変ではないかな。外側ドライブシャフトのスプラインが固着していて外れなかったのでプーラーを使いましたが、それ以外はネジを外すだけ。でも、難儀します。
しかしストラットは外れたのにストラットのトップナットが外れない。いや外すための工具がなかったのだ。18mmのナットなんだわ。国産車は16mm、17mm、19mmという順番で18mmというサイズは使われないんだけど、ヨーロッパ車はありなんだよね。
ということで近所のアストロプロダクツでストラットのトップナット外せそうな18mmソケットを購入した。実店舗に行くとどうしても気になる工具もついで買いしてしまうのがよくない。
ベースはプラグソケットなんだが、内部に磁石が取りつけられているのでそれを外す。樹脂で固められているのでカセットコンロで温めて樹脂が溶け出したところで磁石共々取り除くのだ。
外したストラットを元に戻してトップナットを緩めます。あ、なんで車両に戻すのかって?車両は最大の治具になるからです。単体では安定しないストラットなのでトップナットを外すのにはしっかりとストラットを固定しておかないとネジを舐めてしまいかねません。そこで車両に固定した状態で作業することでツマラナイトラブルで泣かないようにするのですよ。
少し緩めたらストラットを車体から外してスプリングコンプレッサーでバネを縮めておいてアッパーマウントを外してスプリングコンプレッサーを元に戻せば分解できますな。
アッパーマウントはゴムにヒビが入っていたので交換になります。ピロアッパーにアップグレードしてしまいましょう。
アッパーが外れればこっちのもんだと思っていましたがそうでもありませんでした。シェルケースの蓋が外れません。チェーンレンチじゃ滑ってしまうのでどうやって外すのかと調べてみたらパイプレンチで外しているみたい。それは持っていないなぁ。どっかで購入してきます。
それと残念なことにこのビルシュタインショックは抜けていました。ひょっとして寒いから寝ているのかと訝しんで「もしもし、入っていますか?」とノックしてみましたが返事がありません。どこかでオーバーホールしてこないといけませんね。
幸いにも神奈川県には数カ所、ビルシュタインのオーバーホールを請け負っているショップがありましたのでなんとかなるでしょう。
ロアアームのブッシュを交換しようとしましたが、これも大変です。ブッシュは圧入されているのでプレス機がないと抜けませんし、それに治具も必要です。みんなどうやって交換しているのかと調べてみたらブッシュを破壊していました。サンダー、金ノコ、なんでも使ってブッシュのカラーを外すみたいです。
圧入はどうするのかって?叩き込むみたいですね。自作プレス機で出来ないか検討してみましょう。
プジョーのリアサスペンションは独特の構造をしている。トーションバーとスタビライザーが並んでいてコンパクトになる反面、分解組み立てがすこぶる面倒だ。21世紀初頭までこのサスペンションを使い続けていたプジョーはよほど自信があったのかもしれないが、現在では日本車と同じトーションビーム式に変更された。
変な挙動による面白味は消えた分、安定して走れるようになったのだからいいじゃないか。
まずはブレーキドラムを外してみましょ。 過去にブレーキフルードが漏れたのかな?塗装の剥げがみられます。ブレーキシリンダはASSY交換になるのですが、安価なベンディックス製からブレンボまで選び放題なんですよ。違いがあるのかどうかわかりませんが。個人的にはブレンボって産業用のブレーキで有名かつ高価だと思っていましたが、自動車用も変わらず高価です。
フロントはメタル系?のパッドが入っていましたがリアは純正品みたいです。サイドターンの効き具合がわかりませんが、もう少し別のシューを入れてみましょうか。
この時代のプジョーはコイルスプリングの代わりにトーションバーという捩じれ棒を使っている。これが脱着に難儀することはつとに有名で、どのweb siteを眺めても苦戦の様子がうかがえる。 第一の関門がトーションバーの留めネジ取り外しだ。場所が狭い上に泥と水ですっかり固着しているトルクスネジを取り外さなければならない。
そこで写真にあるSSTを使うのだ。これはアルトのエアコン・コンプレッサーを外すために自作したSSTである。狭い場所でソケットを振る事が出来るのだ。
セオリー通り目的のネジに5-56を吹きかけてから長い棒を介してネジのアタマをコツコツ叩いてはまた5-56を吹きかけます。こんなこと数回行ってから先ほどのSSTでネジを緩めます。
あっさり解けました。うむ楽勝だな。そう思えたのは左側だけでした。
右側はブレーキパイプをどかさないとソケットが入りません。ブレーキを退かすにはブレーキホースを外す必要があるのですが、手持ちのフレアレンチではやっぱりサイズが合わないのです。11mmなんですよね。フレアレンチのサイズが。持ってないよ。
とりあえずここはフレアレンチを発注して到着してから作業を続けます。
リアショックも外してみました。こきたないですがまぎれもなくビルシュタイン製です。こちらはまだ抜けていないので使えそうです。
まだまだ工具が不足している状況が続いているが、その度に手配をしてなんとか進めている。未知の車両なだけに何が必要なのかやってみないとわからないというのは仕方がないか。
まずは前後の足回りをオーバーホールし、ミッションをバラした時点で必要な部品をまとめて発注すするつもりだ。
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