さようならアルト、ボンジュール106



 おはこんばんちは。
 以前から車を買い替えたいと書いていたがようやく入れ替えることが出来た。
 今回はいろいろなタイミングの巡り合わせではないかと考えている。
 というのも

 ・いい加減、アルトがツマラナイ
 ・キャノンボール達成
 ・面白そうな車を落札してしまった

 ということだろう。

 アルトがツマラナイのは仕方がありません。だって5ドア、キャブ、N.A.アルトはオバちゃんの買い物車であって、決してジムカーナ向けの車両という特性を持っているわけではありませんから、スズキに対して「これツマラナイ」と文句をつけるのはお門違いでしょう。

 キャノンボール達成は東京-大阪間を自転車で24時間以内に走破することをいうもので、その歴史は40年以上前から存在しているんですよね。まぁ以前から「そんなコト、出来るわけないだろう」というのが一般的な見方ですが、時々達成してしまう人がいるもんで都市伝説みたいになっていました。
 ワタクシも去年からチャレンジし始めて今年、ついに達成したのでロードバイクの趣味も一つの区切りとしました。(別にロードバイクを降りるというわけじゃないよ)

 で、次期車両としてなにがいいのか?当初はスーパー7にするつもりだったのだけれど、調べていくうちに

 「これ、乗用車じゃなくってキットカーだわな」

という当然の結論に至りました。いや、電装系とかフレームワークとか調べてみると確かにコーリンチャップマン先生は素晴らしいと思います。部品点数を減らし軽量に仕立て、そこに安価なエンジンを乗せても十分に走れるパフォーマンスを得る事が出来る設計なんですよ。

 でもね。ワタクシも車両メーカーで車の設計をしているんでよっくわかるんですけれど、

 「コレ、手間かかるんねん」

って結論に至りました。
だってあの設計で1万キロも走るとか無謀でしょ。個々の部品は乗用車用かもしれませんが、全体としてどーよ?
そこでヤフオクを眺めて「なんか面白い車ないかなぁ?」なんて巡回していたら落札してしまいました。

 

プジョー106 Rallyeです。(1.3リットルのテンサンラリーね)

いやね。冗談で入札してみたんですよ。そしたら翌朝、最高入札者で落札してしまいました。あれ〜。

オマエ、英国車乗りじゃなかったのか?って意見はナシです。

平成6年式ということは19年オチ、走行距離18.1万キロで18.1万円で落札です。マジ??!

なんか落札してからビビっちゃいました。これ走るのかよ?

とりあえずこれも何かの巡り合わせだと考え急遽アルトを処分します。

レカロのシートとか金目の部品は外していつもの解体屋「ビッグエイト」へ持ち込むと車両価格は5,000円にしかなりませんでした。

鉄の価格が高かったときには2万円以上したのに、現在は鉄もタダ同然だそうな。

ということは外した部品も値段がつかないわけで、ほとんどが叩き売りみたいな価格でヤフオクにて買い取ってもらった・・という状況なんですよ。

もうね、モータースポーツ人口が減ったという事と、古い車は処分されちゃって要求がないんですね。ロールバーも足回りもネオバも値段がつきません。こりゃヒドいな。

それでもなんとか処分してプジョーを迎え入れるための体制を整えます。

ちなみにこのプジョーは鳥取からの出品のため、現物を見に行くことも難しいし、どうせ106ラリーは滅多に出物がないからコレがチャンスだと信じてノークレーム&ノーリターンということで現物確認せずに購入することにしました。

幸いにも出品者は紳士な方だったのと、即入金をしたもんだから神対応でアレコレ部品をオマケしてもらい、かつ手続きもスムーズにできました。ワタクシは陸送業者を手配して司法書士に車庫証明取得を依頼しましたが、慣れないので順番がわからず落札から一ヶ月が過ぎた頃にようやく納車となりました。

 

ボンジュール・プジョー106Rallye。陸路と海路でようやく鳥取から横浜までやってきました。

実は途中で力尽きて到着できないんじゃないかと内心思っていましたが、無事に到着できて何より。

ちなみに陸送業者によって古い(といっても15年オチ以上)外車が取り扱ってくれなかったりと面倒だったりしますので、陸送業者を探すのにもちょっと苦労しました。

それよりも積車から降ろしてエンジンが掛かったのにはおののいたわ。だって、積車から降ろすなり手押しでガレージに放り込む夢を見た程にヒドいコンディションなんじゃないかと疑っていましたから。

 

なんですが思ったよりもボディコンディションがよかったのに驚きです。たぶん、雨ざらしにされた期間が短いのかな?平成8年式のアルトよりも全然いいですよ。

ただし、パッとみてボディに違和感を感じました。どこかぶつけられているだろうと。まぁ18万キロも走っていればそういうこともあるでしょうし、走ればいいんであんまり気にしませんが。

 

ボンネットを開けてみるとちゃんとエンジンがありました。ずいぶんと弄ってあるみたいです。ちなみにエンジンはOHしたばかりだそうです。
ストラットタワーバーが入っていたり、ビルシュタインのショックが組込まれていたり、バケットシートになっていたりするとこからするとかなり「そういう」使い方をされてきたのではないでしょうか。

純正シートも付属してきましたが、18万キロという走行距離からするとほとんどヘタリがみられないコトから、歴代のオーナーはそれぞれ好みのシートを入れて走っていたかと想像できます。

積車から降ろしてガレージまで自走出来たのですが、そこからの感想は「ショックはヘタっていないし、それなりに手入れはされている様子」ではあります。

といったって1速でトロトロと走っただけで全てがわかるわけもありませんからねぇ。

簡単なチェックをしてみるといくつかの課題が見えてきましたが、それはまた次回に。



  
もどる
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送