魔人達のジムカーナ




 2011年最後のジムカーナに参加してきた。
 いつもの平塚青果市場で開催されるレジスタンス・ジムカーナ練習会にである。
 前回から試してる「ペアドライビング」により孤独で虚し(くなるかもしれない)いジムカーナに張り合いをもたせるために今回も浜坊氏に出場をお願いした。

 ちなみに浜坊氏もアルトワークスに乗っているがこれでは走らない。
 もちろんウチのアルトよりも速いのだけれどもそれだけクルマが楽しいとは限らないからだ。


 10/30 もうそろそろ11月だというのに半袖でもOKなくらいの気温の平塚。
 着実に地球温暖化は進んでいるのだけれどもCO2を沢山出すクルマに乗ってあろうことかアクセルをガンガン踏んで走るジムカーナはちょっと環境に悪い気がする。
 でもアルトはアクセル全開にすることがないのでいいかな。

 ちなみに平塚くらいのコースですとアルトはアクセルを全開にすることはできません。
 常に舵角を当てて走るので荷重を気にしないとマヌケにもスピンしてしまいます。


 そういえば都市伝説のように語られていた「平塚終末論」。
 平塚青果市場ではジムカーナができなくなるのではないか・・・・
 それは近隣に住宅が建ってしまってクルマのレースができなくなるかもしれない。
 かような杞憂が平塚終末論としてまことしやかに語られていたのですよ。

 ところがそれは払拭されたのです。
 最後の隣に空き地に建設されたのは住宅ではなく神殿。
 創◯学会の神殿なのです。

 現在、建設中の神殿は衛兵に守られている・・・ わけではない。
 かように写真を撮っているヒトもワタクシだけだ。


 さてどのような物件となるのだろうか?
 来年の桜が咲く頃にレジスタンスのジムカーナがあるのでその時には全貌が見えてくるかもしれない。


 で、ジムカーナ。
 
 今回のコースはこれ。
 上が午前中で下が午後のコース。
 実物は似て非なるレイアウトでせっかく家でシミュレートしてきたのにまったくアテがはずれてしまった。

 午前中
 踏みどころのコース設定なので排気量の小さいアルトにはちょっと不利。
 4WDで平塚マイスターの虎井先生はインプレッサで35.77秒。
 ビートの佐川先生なら36.404秒。
 で、ワタクシは40.367秒。

 いかにワタクシのアルトが遅いかがわかりますね。
 クルマが遅いのか腕が悪いのか。
 ちなみに浜坊氏41.870秒。
 これは寝ぼけていたためだと本人の弁。いや見ていてもそれがわかるほどです。
 
 午後
 虎井先生は31.058秒。
 浜坊氏は35.706秒。
 ワタクシは35.722秒。

 コースは午前と違ってテクニカルでサイドターンができないと速く走れない。
 でもタイムからすると腕ではなくアルトが遅いようだ。
 目覚めた浜坊氏はやはり速くワタクシよりも0.016秒も速い。
 このくらいの差だとペアドライビングをしていて張り合いが出ます。
 というかこれこそがペアドライビングの真の意味でありますな。
 お互いのよいところと悪いところを感じ取り活かして速くなれば文句なし。
 このアルトのペアドライビングしてみたい方はいつでも声をかけてください。


 そういえばレジスタンスの会長様の髪型が変わった。
 
 ワタクシが出会った16年前からパンチパーマだったのですが、(もっとそれ以前からパンチパーマですが)
 オールバックに変わった。これはビックリ。
 ちなみに会長は最近新型のメルセデスSLKを購入している。
 この髪型でメルセデスは迫力ありますね。
 実は会長は他にも沢山のクルマを有していたりします。



 レジスタンス練習会で提供されるお弁当はとにかくボリューム満点。
 ご飯が特盛なのだ。
 しかしこれが罠である。
 昼休みにこのお弁当を全部食べてしまうと午後の集中力が切れてしまう。
 そこでこのお弁当はお昼休みに半分しか食べないことにした。
 1ヒート走ってから残りを食べる。
 するとミスをしなくなった。
 昼休みも勝負なのだな。




 このスカイライン。只者ではない走りを見せる。
 実は元平塚マイスター。
 8年前まで平塚で妙技を見せていた御仁。
 このクルマの来歴も面白い。
 ヤフオクで20万円で入手。
 ATからMTへ載せ替え、車高を落としただけのショック、NAで2,000ccだったという。
 それでも恐ろしく正確にラインをトレースし、車体をコントロールする。
 浜坊氏を持ってして平塚の師匠と言わしめる。



 こちらのロードスターもかつて全日本ジムカーナ選手権で優勝もされている方だ。
 ビートの佐川先生と同格の達人である。
 目立たない走りをするが正確さは素晴らしいです。



 この日はカローラ日和。
 その第一弾はFR最後のカローラ。
 オーナーはワタクシのこのホームページを読んでいるということでいろいろとお話を伺った。
 このカローラは86のエンジンを載せかえようとして挫折したものを譲り受け、
 自分の86から機関を乗せ替えたという。もちろんご自身で。スゴいですね。
 しかも走りも箱根の七曲りをドリフトしっぱなしで登れるレベルでFRを知り尽くしています。
 なんだけれども最近はアルトワークスでココを走っているんだそうな。
 最近速いアルトがいるというのはウワサに聞こえたがまさかご本人と会えるとは。


 お子さんを連れてお越しになっていました。
 小学校1年生だそうで宿題をやっていました。
 うちの子もそのうちにこうなるのだろうか?



 カローラスプリンターGT。
 たぶん日本に100台くらいしか残存しないといわれる希少車。
 LSD、脚、マフラーと基本的な所は手入れしてある。
 ドライバーは物静かな方ですが研究して速く走るツチヤさんタイプ。
 この方もワタクシのホームページの読者さんでした。



 カミソリのように鋭敏な反応をするカローラレビン。
 平塚の常連です。
 クルマの動きは西ちゃんのCR-Xと同じくらいに鋭い車両です。
 


 最新式のカローラ。
 毎回平塚の練習会に参加されている。



 この日はトラブル祭り。
 ドライブシャフト破損2台、エンジンブロー1台。
 みんな故障のサインが出ているのに無理して走るんだよなぁ。
 見ていて危なっかしい。
 ドライブシャフトを粉砕したインテRはフロントの車高を下げ過ぎて、すでにドライブシャフトから異音が出ているのに走るのか・・・ どこかのショップで仕上げてきたクルマのようにも見えたが、そんなセッティングで走らせるのもどうかと思う。
 ちなみにこのクルマはエンジンもオイル上がりしていた。練習をいっぱいした証拠かな。

 エンジンブローのMR2も午前中の走行からタービンブローのような兆候を示していた。
 午後になってから黒煙をモウモウとあげている。そろそろヤメさせないと自走して帰れなくなるぞ・・・
 と言った瞬間にエンジンをフカして棚落ちした模様。
 積載車でお帰りとなりました。


 響さんもまたドライブシャフトを破損してしまいました。
 スイフトはドライブシャフトが折れやすいそうで強化タイプもありますが、
 ワタクシはあえてノーマル品を使うほうがいいように思えます。
 モチロンLSDのイニシャルトルク設定にも問題があるかと思いますし、
 走らせ方でも変わりますが、
 ドライブシャフトの破損なら直ぐに交換できますから、
 そちらのほうが経済的にもいいように感じます。
 響さんも交換作業が格段に早くなりました。


 これで今年の自動車イベントは終了です。
 昔よりも走る機会が減ったのは妻子持ちになったからかなぁ。
 今回の参加者をみていると以前は走っていた人たちがまた戻ってきているということがあります。
 子供が少し大きくなってモータースポーツに連れていってもいい頃になったということでしょうか。
 カローラのパパもそうでした。
 若い人もポツポツと参加しています。
 また魔人のようなツワモノも練習会にひょっこり参加していたりしています。
 速くなるためのヒントはこういう人たちにありますから、自分と達人を比べるのに最適ですよね。
 また様々な車種が参加するのも間口を拡げるのにいいですね。
 古いカローラやポンコツアルト、オデッセィやMPVが走るジムカーナなんてそうあるもんじゃないです。
 FFクラスはインテRばかりのガチな練習会もいいですが、初心者が走りやすい環境をつくるレジスタンス練習会も大事ですよね。
 初心者から魔人までのレベルが揃うジムカーナというのもなかなかないですね。




  
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