オートバックスの七不思議
キャブOH、手動式タイヤチェンジャーでタイヤ交換、ラジエターリフレッシュ



 前回ステアリングラックの調整が満足できる結果であった。
 そこで調子にのって細かい整備を夏休みにやってみることにしました。
 
 お題目は
  ・キャブOH
  ・すり減ったタイヤの交換
  ・冷却水交換とラジエター内部清掃
 であります。

 特にキャブのオーバーホールはアルトの加速に効いてくるんじゃないかと想像した上での判断であります。
 さてさて今回もスンナリといくものでしょうか?


<キャブOH>


 アルトのキャブはダウンドラフトのミクニ製シングルバレルキャブであったりします。
 オートチョークやアイドルアップなど機能盛りだくさんのキャブなんですが、
 そのおかげで随分とゴッチャリ感があります。
 ハッキリ言ってインジェクションのがスッキリしそうでしょうが、
 当時のコスト勝負ではキャブのが有利だったのかもしれません。


 沢山のホースが接続されているのでホワイトマーカーで印をつけながらキャブをおろします。


 上カバーをはぐってみました。
 14年も経過したキャブとしてはまぁまぁというところでしょうか。

 赤丸内にジェットが二つ付いています。
 どちらもそっくりな形をしていますが、穴のサイズが違います。
 これを間違えて取り付けるとアイドリングできなくなるので、
 取り外すときには注意しましょう。


 フロートの様子です。
 時々、フロートに穴があいていて中にガソリンが侵入しフロートとしての機能を満たさないのもありますが、このフロートは大丈夫なようです。


 ここまでバラしてあとはキャブクリーナーで清掃しておけばよかったのですが、
 いい気になって超固いネジを解こうとしていたら
 なんとネジが切れてしまった。

 この部分のネジ、途中まではなんとか緩むのですが、あるところからサッパリゆるみません。


 そこで近所の中古機械工具店 寄楽屋 でソケットレンチに差し込めるプラスドライバーのビットとプラグを外すソケットを購入してきました。
 プラスドライバーのビットは新品なのにこの二つあわせて320円と激安です。

 で、このプラスドライバーのビットにTハンドルを接続してそのネジを解こうとしたら

 「ゴキっ」

 とねじ切れちゃったのです。 
 あ〜ぁ。

 ここはとりあえずこのままにしておいて、あとで修正することにします。
 キャブを車両に戻してエンジンをかけてみますが、前述のジェットの組み間違いなどがあり2時間くらい手こずってしまいました。
 
 走行してみた感想としては
 
 「う〜ん、あんまり変わらないなぁ」

 とイマイチです。
 ただし、5、000rpmから先は随分と回るようになった気がします。
 動力測定については条件が揃わなかったので、また次回に行ないます。



<タイヤ交換>
 タイヤを交換するのにタイヤ屋さんに行くのは普通の人。
 変態は自分で交換します。

 ところでオートバックスの七不思議というのをご存知でしょうか?
 オートバックスには大変沢山のアフターパーツが展示販売されております。
 もちろんクルマ好きのためですから工具も少しはあります。
 
 でも、少しです。

 本気で車をイジる人は自動車工具専門店などに行くほうがたくさんの情報を入手できるからです(たぶん)。
 というわけでオートバックスに置いてある工具はそう種類がないのですが、どういうわけだかタイヤレバーが置いてあります。

 先程、タイヤ交換を自分でする人は変態と書きましたが、その変態工具をどこのオートバックスでも販売しています。
 果たして売れるのでしょうか?
 オートバックスはタイヤ交換が商売だと思っていたのですが。


 さてハナシを戻してヤフオクで大昔に落札したブリジストンの「スニーカー」をすり減ったネオバの代わりに取り付けます。


 手組みでタイヤを交換するのには多少道具がいります。
 昔の人は自分達でやっていたので、そんなに難しいものではありません。
 ちなみに自分の父親もやっていたみたいです。

 道具としては
 ・タイヤレバーが2本。(ワタクシの場合は予算の都合上、バールと併用)
 ・ビートワックス(これまた予算の都合上、556で代用)
 ・小さめのマイナスドライバー(虫ゴムを外すのに使います)
 ・空気入れ
 ・ビートブレーカー(これも予算の都合上、レールの切れっ端と長いバールで代用します)

 タイヤ交換はコツをつかめば大変簡単なのですが、
 そのコツを知らないとえらく体力を使うので解説してみます。


 タイヤから空気を抜いたらビートを落とします。
 普通の人はビートブレーカーですが、ワタクシの場合はバールとレールで落とします。
 まぁ普通の人はこんなバールを持っているとは思えません。
 なんでこんなモンを持っているかというと、
 鼠族共を打ち払うためだったりします。
 あ、冗談ですよ。ドブ板を剥がすのに使うのです。


 ワタクシの場合は側溝の溝にバールをかけていますが、
 クルマのタイヤだっていいんですよ。


 タイヤをホイールから剥がしやすくするためにリム周辺へ556を吹きつけます。


 ここがミソです。
 やり方としては左足でタイヤを落としこんだまま、その逆からタイヤを剥がします。
 左足のかわりにビートブレーカーをつかってもいいでしょう。
 

 こちら側もこんな感じではがしていきます。


 ほい。慣れれば15分もあればここまで到達します。
 ホイールをよく見てください。
 空気室の部分。凹んでいる部分がありますよね。
 タイヤの脱着にはこの凹みにビートを落としこむことにより、
 タイヤをホイールから脱着させることが出来るのです。
 
 自転車のタイヤ交換もマッタク同じ仕組であります。


 ビートが接触していた面を掃除するとなお良いです。
 普通のタイヤ屋さんはこの作業を行ないません。
 ここに黒いゴムが残っているとエア漏れの原因になったりします。


 外すのと同じ要領で組み付けます。
 ホイールの凹み部分にタイヤのビートを落とせばスイスイ入っていきます。556を吹きつければ容易になります。
 俗にブリジストンのタイヤは硬いと言われますが、
 このスニーカーはちっとも固くありませんでした。
 中古だからかな?!


 最後のはめ込みも手前側を足で踏んでやればタイヤレバーで入りますね。


 タイヤには黄色丸の目印がついています。
 この中古タイヤは消えかけていますが、その印をバルブの位置に合わせます。

 あとは空気を入れるのですが、
 ビートがリムに張り付いていないと空気を入れてもタイヤは膨らみません。
 そこで世の中にはこのようにする方々がおられたりします。


 引っ張りタイヤなどはこのような方法で張り付けるのもアリなようです。
 折角なので真似てみました。


 おっと失敗です。
 良い子は真似をしてはいけません。


 そんなに危ないことをしなくてもタイヤを張り付けることはできます。
 写真のようにタイヤの四隅を支えて、ホイールの上でぴょんぴょん跳ねればビートとリムが張り付きます。
 跳ねるときに滑ってもんどり打たないように注意してくださいね。
 

 ホイールに乗っかったまま空気を入れればタイヤは膨らみます。
 あとはセルフのガソリンスタンドにでも行って空気を入れればOK。


<ラジエター清掃>
 年末年始にエンジンヘッドのOHをした。
 その際にシリンダブロックのウォーターラインにたまった水垢をマイナスドライバでゴリゴリやったものだから随分と冷却水が汚れてしまった。


 こういう色の冷却水はちょっとないだろうと。

 そこで冷却水の交換を兼ねて、詰まっているであろうラジエターも掃除しようかと思う。

 
左が修正前、右は修正後のラジエター。
小石が詰まったり、コルゲートフィンが曲がったりしているのを修正してあげた。
どんなに高級なラジエターでも熱交換できなければ意味が無いですからね。


 リザーバタンクの水も抜いてみました。
 泥水のような色合いですねぇ。
 これはキチャない。

 
 近所のホームセンターで600円弱で販売されていた冷却水を補充。
 蛍光緑の色合いこそホンモノの冷却水の色というものです。
 そもそも冷却水に色が付いているのは、漏れたときにこの緑色だからこれは冷却水であると一目で判断がつけられるためにほかなりません。
 あの泥水色では肥溜めでもひっくり返したかと疑われかねませんね。


 冷却水を補充したらちょっとその辺を走りまわってエア抜きをしたら再度補充してオシマイ。
 

 夏休みの課題としては妥当な範囲だったでしょうか。
 少しはリフレッシュできたポンコツアルト。
 次回はiPadを用いた動力測定を試してみたいと思います。



  
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