なせばなる?! 油圧プレス機を作ってみよう
エンジンが復活してようやく公道を元気に走行できるようになったと思ったら、今度はハブベアリングが逝かれてしまった。
ハブベアリングの交換は工賃も部品代もなかなかに高価となる部位である。
部品代はネットや人伝でなんとか安く済ませることもできるが、工賃はいかんともしがたい。
フツーの自動車マニアなら近所の修理工場に現金払いでお願いするのが一番安価な方法であろう。チューニングショップでないと修理できない部位ではないので、ほんとその辺でOKである。
が、しかしだ。我々にはそのお金すら勿体無いので自分達でなんとかしたい。
だがそのためにはハブベアリングプーラーが必要になるらしい。
お値段は1万円前後であろうか。
コレを購入すれば確かにベアリングのインサートとエクストラクトはなんとかなりそうである。
もちろんそこだけならこれでいいんだけれども、足回りやエンジンのブッシュも交換するならプレス機があったほうがいいんじゃね?
と思いついちゃったので調べてみるとストレートで¥1.5k前後で販売していることがわかった。
ハブベアリングプーラーに¥5k足せば、なんとプレス機を購入できるのですよ。ぅほ。
でもね、哀しいかな。ワタクシのお小遣いは¥20k/月ですよ。そんなものを購入したら小遣いは吹っ飛んでしまいます。
・・・・ (しばし沈思)
い〜こと思いついた。 作ればいいんだヨ。
ボール盤や溶接機があるからナントなるんじゃないの。
てなわけで近所のホームセンターをまわって鋼材の値段を調べると¥7kくらいで作れそうな雰囲気。
肝心の油圧ポンプは手持ちのダルマジャッキでOKでしょ。
ちゅうわけでジョイフルホンダ八千代店で鋼材を購入。ついでにカットもお願いして持ち帰りました。
あとは穴をあけるだけなので簡単・・・・
でもなかった。
M12のボルトで組み立てるには13mmくらいの穴をあけないといけない。6mm厚の鋼材にですよ。
普通のドリルじゃ疲れるので13mmのホールソーを購入。切削油をバンバン掛けてできました。
まずは仮組みを・・
鋼材は厚みがありますが、しっかりけがいてから穴をあけるとかなり正確にできました。
ジャッキをかけてみる。ジャッキが前後左右に移動してしまうのでこれは危なっかしい。
ついでに押棒もとりつけないとね。
ちょっと対策をしましょう。
角パイプを適当に切り出します。
それをジャッキのアタマが当たる部分に溶接します。
丸棒をけがいて
切り出します。この丸棒と平板を垂直に溶接したいが固定方法に困った。
すこしアタマをヒネって・・
ボール盤で保持することにしました。
これで平板と丸棒が垂直に溶接できます。もちろん溶接は対角線上にしないと傾きますがね。
これでひとまず完成かな。
ばらせばこんなにコンパクトになります。これなら場所をくわないね。
続いて塗装です。
手前の赤い色のラッカー液で脱脂したあと、青い缶の塗料で塗ることにしました。
ところがなぜが塗装がはじけてしまうのですよ。これ水性塗料じゃん。
そりゃ水性塗料では塗装できないので替りに黒で塗りあげました。
ちゃんと塗装するとまるで既製品のように見えますね。
ふぅ〜。
そろそろ蚊が出てきているので、蚊取り線香を焚いておかないとね。
材料の仕入れから組み立て塗装まで2週末ほどで出来ました。
気になるコストはどうなのかというと・・
スプリング ¥1,468
ホールソー ¥1,880
ねじ類 ¥392
鋼材 ¥4,039
カット代 ¥1,535
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合計 ¥9,314
まぁそんなものかなぁ。
ホンモノを購入するよりは安価ですよね。でもクルマのガス代や高速料金を考えると、ほとんど変わらないような気がするのであんまり考えないことにしましょう。
最初は90度回した向きでつくる予定だったのですが、それじゃいろいろと具合が悪いので現在の横長になりました。
プレス機は縦長になるのはいいけれども、横長だとあまり力を加えられないので良い形とはいえないよね。 ボトルジャッキ自体は15cmくらいの可動範囲を持っているのですが、一応プレス機の高さをある程度調整できるように作っておきました。
これさえあればエンジンマウントや足回りのブッシュ、オルタネーターのベアリングだって交換できちゃうもんね。
Vブロックを置けばベンダーにもなりそう。いろいろと使えそうな予感がたっぷし。
今回の工作でエンジンクレーンも作れそうな気がしてきたぞ。
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