他流試合




 今回は「湘南ジムカーナ」に参加したオハナシです。
 「湘南ジムカーナ」とは平塚青果市場で今年4回実施されるJAF公認クローズド競技会であります。
 といってもいつもの平塚ジムカーナでタイムを計測し、その結果を公表するというだけのものである。

 このサイトの読者であれば「なんでまたアルトなんかで出場するの?」と思うところでありましょう。
 もちろんアルトで勝負になるとは思いません。ホレ、そこは実戦の空気を感じ、場数を踏むところが目的であります。

 と、いうわけで気合い満点でアルトを預かる友人にその事を伝えると・・

 「あのアルト、フロントから異音がするよ」

 とな。最近は乗りっぱなしだから、少し具合も悪くなるかな。
 といっても自宅で状況確認する時間がないので、現地でジャッキアップして確認してみた。
 すると、フロントスタビライザーのブラケット取り付けボルトが緩んでいるじゃないですか。スズキの軽自動車はフロントスタビライザーがロアアームのテンションロッドも兼ねているので異音が発生したのね。
 もちろんボルトを増し締めしてみたら無事に治った。オーヨカッタ。

 
 こんないい加減なクルマでいいのか? という倫理的な意見もあろうかと思う。
 さらによくよくクルマを眺めてみるとホコリまみれのクソまみれ。前回乗って以来放置プレーだから鳥ウンチ爆撃を受けたままである。
 公式戦なんだからもうちょっとなんとかしなければならないだろう。だって他所のクルマをみると皆ピカピカである。
 ウチだけクソまみれではイタダケナイのでパドックで洗車してみる。

 そこで登場なのは「洗車マン」である。このクロス一枚で小型車の洗車ができるらしい。
 なんでこんなものを持っているのかといえば「大昔の景品」というのはナイショだ。
 表面の説明は
 (1)パックから出す
 (2)泡立てる
 (3)ボディ・ガラス・ホイール どんどん洗える!
 とある。
 さっそく1枚取り出してモミモミすると「おお、泡立ってきた」と期待もバブルである。
 ゴシゴシと鳥ウンチを落としてボディをひとまわり撫でてみた。ホコリもクソも落ちたがボディは曇ったままだ。はて?
 他所のクルマはワックスでもかけ倒したかのようにピカピカなのにウチだけピカールで磨いてキズだらけみたいなボディではイカンですな。「オカスィ??」と思いパッケージの裏面を眺めると・・・
 「フムフム、終わったらまんべんなく水洗いしてください ・・・だとぉ!」
 結局水洗いかよ。しかたないのでウエスを水に浸して絞ってボディを拭いてみたが、ますます泡立つばかり。説明を読まなかった自分がバカらしくなってきたので諦める事にした。
 後日、アルトを預かるN氏が雨の日に泡だらけのクルマを見て驚いてもシラケようかしらん。
 

 相変わらず馬鹿みたいな事をしていましが、ここから本題。
 午前中はタイム計測なしの練習走行を6本こなしました。
 今回からは「クラッチを利用した上手なエンジンのまわし方」を念頭において練習します。
 これはなにかというとパワーバンド外れないようにエンジンを回し続けたいので半クラッチを使うだけのことです。
街乗りではまぁうまくいくのですが、平塚ではなかなかおもうようにいきません。だから練習なんですがね。


 この日はレジスタンスの会長さんはオフィシャルとして忙しいのにアベちゃんは何をしているのだろうか? もちろんこの日はカメラマンとして働いておりました。 素晴らしい写真をいつも撮っています。
 「平塚は走らない」と宣いておりました。 婚活は大丈夫なのだろうか??


 午後からは1本完熟走行すると2本の本戦が行なわれます。
 タイムはLCDに直ぐに表示されます。
 湘南ジムカーナのクラス分けはFWD、RWD、4WDの3つしかない。アルトはFWDクラス。
 FWDクラス参加者は10人なのですが、レベルがかなり広い感じ。
 というのもジムカーナ3回目の女の娘から10年以上の経験者まで参加してるんですからねぇ。
 ちなみにゼッケン順の走行なんですが、そのゼッケンは遅そうな人順である。アルトはゼッケン「2」である。つまり遅い人のグループであろう。

 さて、ジムカーナは2本走ってタイムを競い合う。パイロンタッチやコースミスは「絶対にしてはならない」のである。それだけにみな緊張するんです。なんですが、1走目は半分の人がパイロンタッチかミスコースしています。いくらなんでも緊張し過ぎじゃろ。
 人間追いつめられた時に本性があらわれるもんです。普段から肝を練っておればさしたる事はなし。
 とかいいつつも今回は慎重になりすぎました。

 完熟走行:38.637sec
 一走目:37.409sec
 二走目:36.654sec

 二走目は満足のゆく走りだったのでよいです。ですが、完熟走行は本当に完熟のために慎重に走りました。
 一走目は自分が失敗しそうなところは慎重に走ってみました。
 これはこれでキチンと結果が出ているのですから戦略的に問題はありません。
 しかし、以前の自分なら「バラツキは全走合わせて1秒以内に収束」が身上でしたから、かなり慎重に走りすぎています。アグレッシブさに欠けるとも言えるか。

 ちなみに一番時計はレジスタンスの横田さんで、31.605secでした。
 彼は完熟から二走目までのバラツキが1秒前後です。
 やはり場数がものをいいますな。



 久々の実戦参加でした。
 いつものなじんだ練習会とは違い、競技の空気を吸えたのはなによりもよい経験です。
 アルトではポイントをとることはかなわないかもしれませんが、
 それでも参加して楽しいものです。
 残りの三戦も全て出場してみようかと考えております。

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