オタク? マゾ? キチガイ? 第2回ママチャリ日本グランプリ
また今年も7時間耐久ママチャリGPに参加してきた。
「また」とはいうが昨年は500近いチームの参加でしたが、今年は1000チーム程の参加となったのですよ。ワタクシの周囲でも「ママチャリGP知っているよ。え、参加したの? マジ?!」とか「エントリーしようとしたら締切られた」などと知名度もかなり高い様子。
インターネットで有名になったのだろうけれども、参加してみれば「言う程に簡単じゃぁない」のですよ。
今年からレギュレーションが厳しくなり「純然たるママチャリ車両」しか参加をゆるしていないのですあります。しかるに「ちゃっかりモールトンで参加してゴボウヌキ」という去年のセコい手が使えないのです。
そういえば前回はクロスバイクベースで速いのもいましたが、今年はそういったチャリンコもNGです。
ワタクシは今年、テントの設営と食事のサービスを担当することになったので、レース前日の晩にテントの場所取りにサーキットに行ったのです。
1/9金曜日の午後7時、雪が残る御殿場インターを降りて富士スピードウェイ東ゲート口に辿り着いてみると・・・・ まだゲートが開いていないのに既に車が数十台が並んでで待っているのである。
ジブンがキチガイじゃないかと思っていたが、上回るキチガイがいるとは驚いた。
「ここで並べばいいのに「やっぱ寒いから明日早く来て場所取りすればいいや!」とインター近くのホテルに帰ったのです。
これがイケなかった。午前4時にサーキットに戻ってみると既に大勢のヒトがいるではないか。しかもBBQスペースは全てテントで埋まっている。「な、なんてことだ・・・」
完全に出遅れてテントを建てる場所が取れないとは不覚である。
それでもなんとか隙間にテントを建てることができたのが午前6時近く。
まだ太陽もみえないのでこのように真っ暗である。
テントのなかではおでんと豚汁を用意してチームメンバーの到着を待つが、とにかく寒い。
なにしろ明け方になると気温がグンと下がり辺り一面のアスファルトが凍りついたのである。
発電機をまわすところもあれば、石油ストーブを持ち込んで暖をとるチームもある。
しかし写真のようにテントも張らずオープンで朝を迎えるチームもあるではないか。この時間の気温は氷点下であるぞ。ママチャリを7時間走らせる過酷なレース前にさらに過酷なこの状況を乗り切るなんてマゾですよ。
夜があけてチームメンバーがあつまり始めるが、肝心のレース車両を持ち込むはずの加藤夫妻がなかなか来ない。すると携帯電話で「中央道からサーキットに向かっているのですが、積雪のためチェーンを巻いています」と。そりゃぁ大変だわな。
ちなみに加藤夫妻は藤崎自動車のメンバーでもある加藤さんである。旦那さんはRX-7のエンジン脱着まで自宅でこなす青空整備のスペシャリスト。奥様はパスタ星人。いや、料理の鉄人です。またご夫妻はお酒好きとしてもつとに有名であります。
で、今年は炊事係なんで鍋の面倒みていたらいつの間にかにスタート。
一番走者のツチヤさんが走っている間に風が強くなり始めてきた。すると当然テントが煽られてくるわで・・
いくつかのテントが飛ばされはじめると「みなさんテントは片付けてください」と案内放送が・・ 言われなくたってわかっているよ。
日差しがあるから去年よりもいいが、それでも露天ではいくらなんでもキツい。
7時間も自転車を走らせるのも大変なんだけれども、同じ時間外で待つのももっと辛い。
やっぱり我々もまたマゾヒストなようである。
今年も救急車のサイレンが鳴り止む事がなかった1コーナー付近です。
写真で眺めるとそうでもありませんが、ママチャリでも「ちょっとコワい」位に速度がでる下り坂です。
なんでも加藤旦那がカメラを持って走っていたら「若い女の子が顔面からアスファルトに落ちて声もかけられない程の重傷を見てしまった」と言っていた。決して他人事ですまされない事故となりかねません。
また人間は無事でも自転車が自走不能になって押してピットまで戻ってきたという方もいたようです。
コースの外には雪も残るのですが、天気もよく気持ちよく走っている(ように見える)。
いやピットだってこのように残雪が凍りついて大変です。
富士スピードウェイなんて冬はモータースポーツの収入が殆どないでしょうよ。だからこんな酔狂な自転車レースがこんな時期に行なわれるのかもしれません。
ダンロップコーナーから富士山が見えます。
ここでは多くのヒトが写真を撮っていました。
おなじダンロップコーナーを振返ると上の写真のような感じです。
ピットエリアはこんな感じ。
今年はコミケにいるような人々も何チームか参加していたようで、かなり本格的なコスプレで歩いていました。肩をだして歩いているおねーさんは寒くないのでしょうか??
あれこれ忙しくしていたので見かけても写真を撮る余裕がないのが惜しいです。
今回もワタクシが最終走者となりました。
今年も最後に三周するのはいやなので最終コーナーで時間調整をしていたという事はナイショです。
この写真は手持ちの携帯電話で撮影したのでボケています。携帯のカメラって昔のバカチョンカメラみたいです。
耐久レースのゴールはやっぱり気持ちいいです。これだけはやってみなければわかりません。ピットウォールにみんな張り付いて歓声が響いています。
こんな感じで今年も7時間耐久レースが終わりました。
今年はぴったし700位。今年は本気レベルが高いのかな? それともウチのチームのモチベーションが低いのか?
とにかくみんな楽しめたので何より。
チームの方々にはいいサービスを提供できなくてスミマセン。
今回の写真のウチ、キレイなものはツチヤさんからの提供です。
みなさんほんとうにありがとうございました。
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