k-car intercup第四戦 4時間耐久レース参加
<今回のレース参加にあたって>
ヒーローしのいで行われた軽自動車耐久レース第四戦に参加してきた。
今回は新メンバーの加藤氏も加わってのレースである。氏は混走レースの経験もあるので新たな戦力とし申し分ないところである。
さらに今回からはデータロガーも投入することにした。(以前に作ったものとは別物である)
シゴトの合間にちょこちょこと作っておいたのである。中身はマイクロチップのPICマイコンを2個使っており、記録はSDカードに保存できるので容量としては申し分ない。
記録できる内容としてはラップ数、ラップタイム、車内温度、ブレーキペダルのON/OFF、XYZ軸の加速度、車速、エンジン回転数をである。
これらを0.5秒ごとにSDカードへ記録するようにした。
これを使えば各自の走行データを並べて比較できるので、違いが数値で見えてくるといいなぁ・・ と思っていたりする。
さらに周回起点から15,30,45,55,56,57,58,59,60秒時にブザーを吹鳴させるようにしている。
ブザーが鳴った地点を身体で覚えておけば、どのようにすればタイムが縮まるかを試す事も容易になってくるハズである。
データロガーを試しに取り付けてみた時にフロントのスタビライザーが折れている事を発見してしまった。
写真の切れ目の部分が折れていたのである。そのままでは普通のスタビでしかないので一先ず溶接してくっつけておく事にする。
溶接すると固くなるじゃないかと思うかもしれませんが、ウチのチームレベルじゃそんなの大してタイムに出るとは思えない。まぁ世の中のチューニングでは「固い足はいいコトだ」という風潮のような気もするので、それに乗っておくということでよいだろう。(適当でいいのかな?)
また、ピットイン時にタイヤとブレーキの温度を測定しておき、セッティングの方向性を確かめておこうかと思っている。
これには非接触式の温度計を用いるだけなので簡単だ。
<ヒーローしのいに向かう>
午前3時半にN氏に自宅まで迎えに来てもらう。レース前日はどういうわけだかいつも呑み会なので、この時間に出発するということは殆ど寝ていないのに等しいのである。
運転はN氏にお願いして自宅を出発。そういえばETCを取り付けたので早速その効果が拝めるぜ!と意気揚々としているとソレまで絶好調のエンジンが・・・・
「ぷすん・・・・・・ 」
はぇ??? エンジンが停止しているではないか?? キーをいくら捻ってもセルはまわるが爆発がこない。「ま、 まずい・・」
とにかく車から降りて電装系のチェックをする。火は来ているのに爆発しない。ということは燃料か? それならマジでヤバいかも?!
いままで特に問題がなかったのであるから、その他にアヤシいといえば・・・ そう今回から投入するデータロガーがクサい。
助手席を外して、メインコンピューターに接続しているデータロガーのハーネスを全て外して再度エンジンをかけてみると・・・ あっさりまわり始めた。
メインコンピューターの窓から赤色のLEDがチカチカと点滅しているのが見える。きっとエラーコードを吐いているんだろう。マニュアルがないのでエラーの内容まではわからない。
ただ、原因はデータロガーのハーネスの一部が地絡していたので、それでエンジンストップしてしまったのではないだろうかと考える。
ま、エンジンは無事にまわってよかったな。
<予選>
データロガーをセットしてH氏と響氏に走行してもらう。
予選タイムはまずまず。決勝グリッドは定位置の後から一番ではなく二番である。
予選が終了して車が帰ってくると「エンジンのチェックランプが点灯している」とドライバーから連絡が入る。
はて? やっぱりデータロガーの配線がマズいのだろうか? データを眺めてみると車速とタコが拾えていない。
ひょっとしたらこの辺に問題があるかもしれないので、タコと車速の配線を外して決勝に挑む事にする。
<ランチ>
今回は牛角下位コンパチの焼き肉大会。
加藤氏に持参していただいたコールマンのBBQグリルで雰囲気満点。
レトルトの白米を鍋で温めていたのですが、「車のボンネットの方が熱くネ?」ということで、手持ちの非接触温度計でボンネットの温度を測定してみると・・
「72℃」
と暴力的な数字を示している。ちなみに黒い車は70℃程であるが黄色い車は60℃、白い車に至っては50℃と20℃近い開きがある。エコな車に乗りたいなら間違いなく白だろう。
<本戦>
第一走者は加藤氏にお願いする。
初めての車、初めてのコースで我々が58秒前後を走行するところをいきなり3秒遅れで走りきるのには脱帽だ。
H氏が58秒前半。ワタクシが57秒前半でまわる。
それまでは夏の日差しが照りつけていたのであるが、スタートから3時間程経過したところから夕立が降りはじまる。
雨のしのい初めてだ。各車ドライに比べて10秒前後の遅れで周回する。
しかしここは4WD。ウチの車は雨でも滑りにくいのでそこそこのペースで周回を重ねることができる。やっぱり4WDってスゲぇ~とこのときは感心する。
残り時間が40分ほどとなったところで、響氏にドライバーチェンジ。まるでドライのような勢いでピットレーンから弾き出る。このときH氏と「大丈夫かなぁ~」とちょっと気をもむ・・・
それから数周を重ねたときであった、最終コーナー出口から一台の車が我々のピットウォールに向けて飛び込んできた。「あれはウチの車か?!」と認識したかしないかという刹那、その紺色の車はスポンジバリアに激突したではないか!
目の前に飛び込んだ車を走って見に行くと紛れもなくウチのトディである。フロント右前のフェンダーがグシャリと曲がっているのが目に飛び込んできた。
即座にピットに戻りチーム員を召集して修理の準備を呼びかける。
レースはリタイヤしてもいいが、自走で来ているので「走って帰れない」という事態だけは何とか避けなければならない。
<レース後>
車は何とか自走してピットに戻ってきたが、つぶれた部分がタイヤやファンに当たっているせいかいろいろな音がする。
損傷状況は右前フロントをヒットしており、フェンダーとクロスメンバーが曲がっている。またライトも破損している。
修理としてはタイヤに当たっているフェンダーを元に戻し、ラジエターファンが押し出されている曲がったクロスメンバーを引き出した。
言葉では簡単だが、大して道具のない状況でみんなで知恵を絞り何とか自走できそうな状況までは回復したよ。オーヨカッタ。
<長い帰路>
何とか自走はできるのだが、ハンドルをまっすぐにしても右に曲がっていく。どうもステアリング周りもやられているようだ。
トーインがきっとおかしいので70km/h程度に抑えて走行する。
さらに悪い事にラジエターの電動ファンがまわらないらしく水温計がグングン昇竜拳・・ いや、昇る。
このままではオーバーヒートしてしまうので暖房を最強にして対策。信じられます?気温32℃の中で暖房最強。オトコ二人、狭い軽自動車でドライブ。むさっ!
「まぁこれも電動ファンでしょう」と軽口を叩くが、N氏は黙ったままだった。
それでも帰りの高速道路は渋滞なわけでして、ガムテープで止めたボンネットをみんなジロジロと見ていく。う~ん、こっぱずかしい。
途中警察車両も何度かいたのだが、なんのお咎めもなし。なぜだ!
しのいを17時半に出て自宅に到着したのが21時半。もうヘロヘロ。
次回はデータロガーの解析結果、事故の検証、車両の損傷確認を中心に観ていきます。
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