K-car inter cup参戦記
今回は久々に軽自動車耐久レースに参加してきたので、そのレポートをしたいと思う。
栃木県のヒーローしのいサーキットにてk-car inter cupなる耐久レースが毎年数戦開催されている。今回はその最終戦に自然吸気クラス4時間耐久戦に参加してきた。
<メンバー紹介>
いつもであれば相方のN氏と土屋さんにお願いするところであるのだが、土屋さんに参加の打診をしてみると、「もうFFにはしばらく乗っていないのでレースは無理ですよ」という返事を頂いてしまった。
参加を期待していたのであるが、理由も理由なので仕方なし。
そこで今回は広くメンバーを探してみた。ところが意外な腕自慢が勢揃い。
Hayashiさん:ダートラでロールバーがへし折れるまで激しい転倒をしたらしい。
響さん:レンタルカートの達人。軽自動車耐久レースへの参加経験もあり。
浜坊氏:元セルボのオーナー。イコールコンディションでワタクシをブッちぎった。
といつものN氏とワタクシの5名で参戦と相成りました。
<レース車両>
いつものトディです。
正確にはJA4 660cc Full Time 4WDのトディです。
レースの2週間まえに車検を正々堂々と通過したばかりの車です。
ロールバーが入っている以外はとくにレースカーの雰囲気はしません。
車内もストリップダウンしたわけではないのでね。
速く走る事よりもみんなで楽しく走る事が出来るようにとあえて4WDのままで行きます。
<予選>
予選は25分間のラップタイムにより本戦のグリッドが決定されます。
ウチのチームは優勝圏外であることがはじめから判っていたので、予選はタイムよりも車両に慣れるという事を目標に置きます。
まずはHayashiさんに走行していただきます。
しのいはかつてインプレッサで何度も走った事があるということですが、同じ4WDでもトディはかなり勝手が違うとのファーストインプレッション。残念な事にワタクシはインプレッサというような高級4WD車にはとんと縁がないもので比較ができなんだ。
15分ほど走行して頂き次は響氏。シフトチェンジに苦労しながらも無事に完走。
結果はなんとビリではない。ビリから2番目。
予選走行しない車両がいた為にそっちがビリになっただけで、事実上のビリです。(まぁいつもの事ですが)
<食事>
耐久レースといえば食事です。
11月のクソ寒いなかでコンビニ弁当では身体が冷えきってしまいます。
そこで今回は鍋を用意しましたよ。昨今話題のカレー鍋です。
モツと刻んだニンニクを放り込んでいるのでスタミナは付くハズ。
たとえ予選がビリ同然でも楽しむ意気込みは大事ですな。
<決勝>
ほんで決勝。
走行順序はHayashi氏→響氏→浜坊氏→N氏→ワタクシ を二回まわします。
ワタクシの前走4人は1分2秒から6秒の間を走っている感じ。
よそのチームは53〜56秒辺りで周回。とにかく車速が出ないので追い抜けないと言う。そんなにポテンシャルのない車だったかな。
この日の為に購入したシャア専用ヘルメットをかぶりコースイン。。
初めて走るコースなので数周は様子をみたいのだが、どうも許してもらえない。
よその車両が激しくプッシングするのですよ。まぁレースだからブツけられても仕方ないのですがね。
慣れてきたところでアタック開始。追い抜けない事はないですよ。追い抜くのですがそもそも十分に周回遅れしているのでビリから順位が変動しません。
シャア専用の赤ヘルなら通常の三倍の速度がでるのでしょうか? 一回目の走行が終了してベストが57秒台。なんだ普通に走るじゃん。連邦の白いモビルスーツには追いつけそうにもないですが、ザクなら何とかなりそうな感じ。
これで火がついたのか、二回目の走行ではチーム各員のタイムは一気に向上。響氏は58秒台をマーク。初めての車両とコースでスゴいです。
4時間耐久レースなので午後5時には終了かと思っていた4時過ぎ、突然のアナウンス。
「今日のレースは4時40分で終了します」
はぁ? 4時間耐久レースでしょ? なんでいまさら時間短縮するの?はじめに言えよ!
ワタクシの2走目は殆ど時間がとれませんでしたが、それでも1秒短縮して56秒台で走行終了。
<感想>
レースの結果はビリでしたが、みんなで楽しんで走行できたので「また次回も走りたい」という意見で一致。オーヨカッタ。
ところで初めて参加するintercupでしたが、不思議な慣例も多いです。
いくつかあげてみましょう。
(1)レギュレーションが全て文面化されていません。
ゼッケンや牽引フックは必要か?と問い合わせたら、よその車を見て判断して下さいとのこと。最初から面食らいました。
(2)給油方法についてルールが不一致。
給油について特に指示がなかったのでピットエリアで給油を行なったところオフィシャルより「給油はあっちでやってくれ。ドラミで連絡した筈だ。」と指示がでる。
チーム員全員が????である。ドラミではなんの説明もなかったからである。
オフィシャルとケンカしても仕方がないので「あっちとはどちらでしょうか?」と遜って質問。その指示された場所で給油を行ないましたが、よそのチームはピット内で実施。
これって何?
(3)いきなり競技時間の短縮。
4時間耐久レースなのに3時間40分で走行終了してしまいました。
予めドライバーズミーティングで告知されていればいいのですが、そのような事はまったくなし。
(4)表彰式なのかミーティングなのかわからない。
レース終了後の表彰式。ビリでも参加してみました。
やたらに長いです。1時間も演説しているので途中で逃げました。
表彰していると思ったら反省会を始めるのですよ。それはオフィシャル内の仕事でしょう。エラい迷惑です。
とまぁこんなところでしょうか。
自動車の競技自体が弱まっている時代にこういうことでいいのかとちょっと憂いますよ。
現在ではサーキットを走行出来るような新型軽自動車が殆ど販売されていないのですから、今後は車両自体がレッドブックなみに貴重になってきてしまいそうです。
軽自動車だけではないと思いますが、自動車レースは減少の一途をたどると思われます。
ウチのチームは今回あげた4点の不満くらいではヘコタレませんが、これではなかなか普通の人が寄り付かないですよ。参加者を眺めても我々より若い人が殆どいません。
今世紀、あと何年軽自動車でレースが続けられるのか?とちょっと不安をおこさせるイベントでありました。
今回はビデオも作ってみました。
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