走り納め

 今年最後の秘密の練習会に参加してきた。
 毎回練習会の前日は飲み会があるのだが、今回もやっぱり飲み会があったのだ。母校のサークルにおけるOB会だ。ワタクシが幹事なので当然に飲まなければならない。
 まぁそういう訳で朝起きるのは大変だし、気持ち悪くて朝食を食べる気にもならない。
 毎回これだけは直らないよな。

 ところでワタクシのジムカーナの話は多くの一般的な読者には難解であるという意見があるということは以前にも書いたかと思う。しかし世の中にはそうは思わない人もいる訳で、例えばこのweb siteでも有名なツチヤ氏をもってして「いや、いいんじゃないの。だってジムカーナも行き着けば酔猫庵氏のように”詰め将棋”するしかないでしょう」と。
 極めようとすると、結局は無駄潰しをするのでワタクシのようなweb siteの様なことをするのかな。だからといってジムカーナの記事を専門性にこだわって書かなければならないという訳ではないのですが。

 なんだか脈絡のない説明になりましたが、今回のジムカーナについては一先ずざっくりな報告だけにします。
 年内には今年のふりかえりをして、成果の評価などを報告します。


●「参加メンバ-と車両」●
 今回は初参加の方が多かったようですね。初めてのジムカーナという雰囲気という方の参加も多いようです。カツカツのジムカーナ屋は少ないです。つまり橘先生クラスの達人はいつもより少なかったわけです。

 車はFR&4WDが大勢を占めています。FFは少ないですね。最近はスポーツカーが絶滅し、スポーティーカーも大馬力が当たり前。それすらも少なくなっていますね。


●「コース」●
これが今回のコース。

上のNo.1コースが午前。下のNo.2コースが午後のコース。


 午前も午後もそんなに複雑ではありませんね。しかし、このコース図が発表された際にワタクシはコースに巧妙に仕組まれた罠?!を直ぐに見抜けた。

 例えば午前。外周をグルグル廻させていますが、これが実は罠だ。それは外周に規制パイロンがあるので自由なライン取りができなようになっている。
 トディはここを2速で旋回するのだが、ブレーキングが難しい。当然に走行ラインは限られている上、旋回速度が速いのでインリフト。しかも内輪の前後が地面から離れる片輪走行をするはず。ちとコワイ。

 午後のポイントはオムスビですね。2速だと加速できないし1速だと力が余るレイアウト。これもトディの場合、トラクションをどのように制御するか難しい。当然インリフトするから大変だ。



●メトリクス●
午前のコース距離は約300m。

午前メトリクスはこんな感じ。

 1走目は一番最初に走行だからちょっと遅い。しかし、ジムカーナに言い訳は無用。その後はほとんどタイムが変化していません。
 バラツキはいつも通り少なく全体からみて2番目に少ない結果となっております。



午後
走行距離は約310m。
午後のメトリクスはこんな感じ。

 ざっと見ると1走目が遅いですね。
 スピンしたわけでもトチッタ訳でもないのです。実はワゴンRに乗る松下氏に同乗して頂き、全部のパイロンをサイドターンという走りをしたからです。
 もちろんタイムを気にしないサイドターン走り。いつもより長い間サイドブレーキを引いてわざと逆ハンドルをあてるドリフトをしたからなのです。
 もちろん午後も同乗走行をしました。3走目と4走目がそうですが、なんとなく遅いタイムにはなっていますね。
 加減速を繰り返すコースだと重量の影響が顕著に出そうですからこんなものなのかもしれません。
 N値をもっと多くとれば同乗走行は遅くなることを証明することができるかも知れませんね。

 ビデオを見るとわかりますが、相変わらずな走りをしています。オムスビは全て1速で走っているのですが、パイロンを意識した走り方なので、パイロンに寄る度にインリフトしていますね。
 たぶん、ここは2速に入れて旋回するのも一つの方法だったかと思います。


●おみやげ●
 秘密の練習会はみんなを手ぶらで帰らせないというところが素晴らしいです。今回は今年の練習会における皆勤賞を戴いた。戴いた湘南名物「しらすせんべい」は酒の肴に合うのでたまりません。



●今回の発見●
(1)リムの接触
(2)トラクション
(3)コンセントレーション

(1)リムの接触
 秘密の練習会にしては「高速」なレイアウトだったのですが、高速コーナリングの途中で何度かホイールのリムが地面に接触していた。
 これはインリフトしながらでグレーチングを踏んだことによりサスペンションもタイヤも一杯一杯でリムが地面に接触していたものと思われる。
 これはイカンですねぇ。いくら速くコーナリングができても車を壊してしまうような走りはやっぱりNGですよ。もう少し減速してからコーナリングする「大人の減速」を心がけないといけません。

(2)トラクション
 ワタクシのトディの様にやわらかい脚(バネが前後4kg/mm)だと荒っぽい運転をすると直ぐに姿勢が暴れてトラクションがきちんとかかりません。
 まぁそいう訳で走行ラインも操作も教科書通りしかできません。
 シティを駆るにしちゃんがおもしろい事を言っていました。
「ノーマルみたいな脚は誤魔化しがきかない。ちょっとした操作でもボヨンボヨンしちゃうから、それを見せずに走らせる事は非常に高度なテクニックが必要なんですよ」
と。
 そうだよなぁ。(1)でもありましたが、やはりコーナリングを車両限界の性能で走ったりすると、サスペンションに余裕がなくなってグレーチング践んだ時にトラクション失いますからね。
もちろんトラクションがなくなっても、運転はできますが、美しい走りにはなりませんね。
いい勉強になりました。

(3)コンセントレーション
 昨年の最終戦からデータを採り始めました。走行と走行の間はデータのサンプリングが忙しい。最初のうちは走る事に全然集中できませんでしたが、いまはもう普通にできます。
 かつては走行ラインをイメージするのに長い時間を要していましたが、その時間が少なくなると短時間で集中する癖が身につきました。
 これは結構大きな収穫です。
 データログをまとめて同乗走行もこなす、かなり忙しいですがコースもシッカリ攻略。なんでもそうですがメリハリが大事なのかもしれません。


●走行結果の解析●
 加速度を記録していますので、その結果と所感を記します。
 青い線は前後の加速度。赤い線は横方向の加速度。縦軸が加速、横軸が時間です。


午前1走目 タイム:32.28sec

 スタート直後の加速度がたったの0.3〜0.4Gしかありません。どういう車なんでしょうか?
 12万キロ超の550cc軽自動車とはいえ、これはいけませんねぇ。運転手のアクセリング下手過ぎか?

午前4走目 タイム:32.32sec

 外周のコーナリング進入においてシフトダウンにちと無駄が見えますな。

午前5走目 タイム:31.44sec

 赤い横方向の加速度を眺めると、完全に台形の横Gを見せています。
 車のコーナリング限界を一杯に使っている証拠ですね。タイムも一番いい結果となっています。


午後
午後1走目 タイム:44.75sec

 全周ドリドリで走りました。赤い線も青い線も3走目や4走目に比べて荒れている事から逆ハンによるオーバーステアが如何に遅い走りとなるかを示していますね。


午後3走目 タイム:40.76sec

 実はシフトダウンによる姿勢の変化があることがみてとれます。
 オムスビはもともとそんなに加減速するセクションではないですが、ビデオでみるとスゴいインリフトを起こしていますよね。


午後4走目 タイム:40.37sec

全てに言える事ですが、ブレーキングにおける減速度が低いような気がします。
コーナー進入時で-0.6Gの減速はできる車なのですが-0.5G位しか出来ていません。
気温が低いからか、車がボロくなったか、腕が落ちたか考えなければなりませんね。


●ビデオ●
 お待たせしました。
 今回の走行で録画したビデオを用意しました。 
 実はビデオテープの不調で全ての走行をパソコンにダウンロード出来ませんでした。ごめんなさい。

 午前
ミラージュ1
ミラージュ2
ワゴンR1
ワゴンR2
ロードスター

 午後
シティ
ミラージュ
トディ1
トディ2
トディ3
ワゴンR1
ワゴンR2
ワゴンR3
 
●写真●
 今回の走行の様子を写真で見てみましょう。(写真:あべちゃん)


午後のオムスビでもある2番パイロンを旋回する時の様子。
少し(-0.2G)だけフットブレーキを使ったので後輪がインリフトを起こしている。
この直後にアクセリングを開始するので前輪も一緒にリフト。
ビデオで眺めると前輪が空転してしまうのがよくわかる。
L.S.D.を入れろって? だったらスタビライザーを変更しますね。



午後の1走目。オムスビの1番パイロンをカウンターステアしながら旋回している時の様子。
この走行はワゴンRの松下氏の同乗もあったので、全てのパイロンをサイドターンでまわる。
よく見ると運転手(ワタクシ)は笑顔?!でカウンター当てながらドリフトしている。不謹慎だなぁ。
喋りながら運転すると舌を噛むぞ!


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