原点回帰

 先日、いつもお世話になる秘密の練習会を開催するスタッフの方々と懇親会交えてきた。
 その懇親会の1次会はカート場で行われたのである。

 昔からサーキットなるところは男のムサい場所という雰囲気で、とても女性を気軽に連れて行けるような場所ではなかった。
 しかし、トヨタが富士スピードウェイを改修したあたりから、さまざまなサーキット施設が「それなりに」おもてなしに力を入れるようになった気がする。
 今回のカート場「F1ドリーム平塚」も既存のリソースを一杯使ってよく出来たサーキットという感じ。
 基本的にTシャツ、ショートパンツ、サンダルで行ってもカートに乗れる。
 ヘルメット、上着、靴まで無料で借りる事が出来るからである。
 建物内はエアコンが効いていて涼しいし、トイレは男女別々、おしぼり等も無料で提供してもらえるところによく考えられています。

 今回は走行希望者が14名程いたので2クラスに分けられて楽しむという事であった。
 車の運転は初級者のワタクシは当然「のんびり走行クラス」だと思っていたのであるが、どっこい違った。
 それはカート経験者やジムカーナチャンピオン等といった、いわゆる「エキスパート」クラスの様子を示している。
 練習走行は予選を兼ねているのであるが、みんないきなり全開。おいおい。
 
 この予選走行で日頃痛めつけていた胃腸が強い横Gにより悲鳴をあげてしまい、腸捻転のように痛い。
 こんな事で決勝を走りきれるのか?
 喉まで「リタイヤ」の言葉が出かけるが、無理くり呑込み決勝の走行に挑む。
 さすがに決勝は「まったく大人げない」走りを全員が示す。
 中にはバナナの皮を投げる者もいたらしい。

 結果は当然ワタクシがビリだったのだけれども、全体から自分のタイムを見ても思った程は悪いタイムでもないことに気がついた。
 トップドライバとは一周辺り1秒遅れ。ジムカーナのエキスパートドライバーとも1秒以内にひしめくという混戦。
 やはりジムカーナ等を散々にやっていたので走り方の基本があるのでそんなにタイムに差がでないのかも。

 カートはシンプルですが、極めて忠実に四輪自動車の挙動を示してくれます。
 アクセルON/OFFじゃぁダメでジワリジワリと踏み込んであげないと、ちっともスピードが出ません。
 ブレーキもそーっと踏まないとスピンしちゃいます。
 グリップで走るとキツくてもブレーキングドリフトを使うと速いセクションなどは、ジムカーナにおけるサイドターンと同じ考えだし。

 いまのドライビングレベルだから気がついたのかもしれませんが、カートは自動車を速く走らせる為のエッセンスがギッシリと詰まっているんですね。
 つまりカートにおいてはそこそこのレベルのドライバーであれば、たとえ自動車初心者でもそこそこの走りをする事が出来そうですね。

 ジムカーナに限らず、4輪自動車でレベルアップに悩む御仁がおりましたら、是非一度カートで走行される事をお勧めした。
 自分の弱点が自分で発見出来ると思うよ。

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