魔宮の伝説 日本の頭脳を観にいこう(産総研)
7/26 土曜日、茨城県つくば市にある産業技術総合研究所(産総研)の一般公開日に赴いた。
その前に産総研とは何ぞや? というところからさっくりと解説すると、産業基盤技術の研究開発を国レベルで進めていこうというものらしい。
つまり「技術の種を育てて咲かせましょう」ということである。
当然、頭のいい人達が超難しい事柄を研究するのである。まさに日本の頭脳みたいな人達がウジャウジャ集まったところといえばそんなもんである。
夏休みの一般公開日ということで全体的に小学生向けのイベントというところ。まぁ夏休みの宿題の助けになればという一面も感じるような気がする。
ひょっとしたら理系離れを食い止めるという向きもあるかと思うが、それはNHKがプロジェクトXで「努力しても下流は下流」という事をバラしてしまったので、不景気なこのご時世ではまったく相手にされなんかもな。
そういうオトナの事情はあるにせよ今回の目玉は脳学者茂木健一郎氏の講演があることである。
最近とみに有名となった茂木氏の話を是非に聞いてみたいという想いもあって行ってみた。
到着してまずはお昼。
予想通りチビッコが沢山おります
食事の販売店舗が思ったよりも少ない。またどういうわけだかビールが販売されていないのですよ。やっぱりアカデミックな場所だからビールはNGなのでしょうか? ここで働く人に聞くと「各自冷蔵庫にはビールが保管されている」とのことである。やっぱりヒトの子でありますな。
茂木氏の講演は先着400名という事で、開始一時間も前に並んでみました。もちろん沢山の人がいました。
そんなにも遠くない席を取れてラッキー。テレビを観ないワタクシはどのようなトークが繰り広げられるのかまったくわからなかったのですが、「すげぇ面白い」の一言です。
本人曰く「小学生もいることだからストーリーも考えて来たのです。が、やっぱりやめました。」ということで手持ちのネタ帳から次々と脳に関するお話を開いていきました。
以外にも茂木氏はMacにパワーポイントを乗せて説明していました。
有名なアハ体験もできるようにといくつか披露していました。 web版は
こちら
ね。
茂木先生の講演が一番の出し物のような気がしますが、もちろんその他にも沢山の研究発表もあるわけです。
まずはソリトン。一種の「波動」みたいなものであろう。
たぶん、wikipediaのソリトンを読んでもあんまり理解出来ないと思う。
動いている様子をお見せ出来れば一番なんですが、ここは写真でよろしく。
やっぱり先端技術を扱うところなので燃料電池も展示してあります。
実際に燃料電池でなにかを動作させるのはいいのですが、これだけじゃチット夏休みの宿題にはならないような気もしないでもない。
光により水を電気分解して水素を取り出すということもしていた。
それにしちゃぁ太陽電池のパネルが少ないと思うと、実は東京電力からの電気で電気分解していました。
まぁデモということで。
続いてはメタンハイドレートの実演展示である。
最近時々耳にするメタンハイドレートであるが、実は日本近海には沢山存在すると言われている。
メタンハイドレートは水分子が立体の網構造を作り(黄色い格子のものがそれにあたる)、内部の隙間にメタン分子が閉じ込められ(白い球状のがソレ)、氷状の結晶となって存在しているという。
ここでは人工的に作られたメタンハイドレートを用いて実験を行なっている。
シャーレの上にある白い物体がソレである。見た目はまったくの氷である。耳を近づけるとパチパチ音がする。
それにチャッカマンで点火すると・・
炎があがります。
炎が消えるとただの氷に。全然熱くない。
水分子の中のメタンは燃えたのであるが、水分子だけは残ったということである。
もういっちよ。
人間の作業を補助するための道具。
片目で液晶を覗き込み、もう片方の目は実物を机上のパズルを見る。
するとパズルのピースに色がついて見えるのである。
応用例としては組み立て作業時にどの部品を組み付けたらいいのかという事を液晶画面を通じて知ることができそうである。
本当はもっとおもしろい展示もあるのではあるが、ちょっと時間がなくて全部は見きれませんでした。
折角筑波まできたのですから・・ ということでこのサイトでも有名なツチヤ邸で合宿してきました。
今回は超理系合宿というお題でありまして、そろったメンバー全員が「理系職」という共通点を持っているだけのことであります。
実は酒豪でもあるツチヤさんが集めて来た日本酒を堪能。
以前は少し遠かった筑波ですが、いまやTX(つくばエキスプレス)であっという間の場所。
これからが面白くなる土地なのかもしれません。
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