火の車〜鉄火のフルスクラッチビルドカー(マンションの一室で作るスーパーカー)



 まずは御挨拶と・・・

 日本一周、イギリス縦断、そしてイギリスで一年過ごした日記「火の車」もいよいよ実行フェーズである「火の車〜鉄火編」として再発動となった。
 何が実行なのかといえば、イギリスで見てしまった「KitCar」に負けない車を作ってしまおうという事である。

 日本ではスカイラインだのシビックだの「ナントカR」というのが速い車として認識されている。もちろん、市販車としては十分に速く、日常性も犠牲にしないそのコンセプトはJapanese Super Carと世界に誇れるであろう。
 が、それはあくまでも小さな島国の話であり、世界は広くもっとスゲェ車なんて掃いて捨てる程いる事に気がついちゃった。
 排気量1100ccに車重320kgで350hpなんて車が個人でも製作されて走ってしまうイギリスはジムカーナヲタクのワタクシには余りにも鮮烈であった。
 それを目の当たりにして「よし、それなら帰国してそういうのに負けないユニークかつ速い車を創ってやろうじゃないか」と宣言して日本に戻って来たのである。
 そして「火の車〜鉄火編」と相成った訳でありんす。

 ただ速い車を製作するのなら宝くじでも当てて金銭力に任せれば十分に納得できる車が出来上がるであろう。
 しかし、それは正貧コンセプト合わなんだ。で、考えたのが・・・

 自宅のマンションで組上げられ・・・
 軽トラにでも載せられるようなコンパクトな車体・・・
 でも、競技車両をアクビしながら追い抜ける位のスピードを持つ事。

 「寝言は寝て言え」と思われるであろう。。でも、ちょっと待ってくれ。

 きょうびのゴーカートでもウチのTodayより速いのだが、あれはサスペンションを持たないからジムカーナにはちょっと向かない。 だからカートレベル++のフレームワークでサスペンションを持ち合わせるBike engined carにしようというアタマなわけ。
 まぁ、どのように組み上げていくかという事をここで報告していくのでたのしみにして頂きたい。
 はじめに言い訳しておくが、不可避な問題が発生した場合は、この企画が倒れてしまう事をあらかじめ断っておく。


08/07/03
 本当はエンジンを入手したところからこの話を導入したかったのだが、その時の写真がちょっとないので今日の話から始める。
 といってもいろいろとあって入手したエンジンは現在も自宅で鎮座ましましとしている。 

 ヤマハのダブルカム、4バルブ、4気筒の空冷エンジン。
 もともとのフレームをカナ鋸でブッた切ってエンジンスタンドにし、さらにそこら辺に落ちていた木材でドーリーを組んで一先ず転がす事はできる。
 が、エンジン・ミッション合わせて80kgはあるかと思う程に「クソ重い」のには閉口。
 自宅にエンジンを台車に載せて持ち込んで・・・・ って、この台車に載せ変えるだけで一苦労。
 機械的部分は多分問題ないと思う・・・ので、キャブ調整で始動するかなと楽観・・・ してる。
 いやぁ、一度もエンジンかけていないし、せめてセル位回せよと思うかもしれないが、ハーネスの繋ぎ方が今一つ分からない


09/07/03
 手配しておいたヤマハのマニュアルが到着。お店で購入すると約\8,000もするものだが、ヤフーで半値近くで落札。

 パラパラとめくってみたが、なかなかに詳しい解説。これなら誰でも分かるよな。この手の解説書は本当にいい加減だよ。
 ウチのトディなんて車両の整備性が悪いからマニュアル通りの時間で作業が終了したタメしがない。もっともホ●ダのどうしようもないパズル設計は有名ですから・・ 仕方ないか。
 で、とにかく配線図がキチンと載っているからこれでつなぎ込みができそうだから、週末にはエンジンをまわせそうである。
 明日には、ミッションも到着するらしいので、いよいよレイアウト設計が見えてきそうである。



11/07/03
 今日はいろいろと仕事上、前途多難な事が発覚してガックリと家路についた。
 気を紛らわせようと、バイクのハーネスを見直すかとハーネスとマニュアルを引っ張り出す。

 まだ接続されていないコネクターはどこに繋がるのかと調べてみると・・ 配線図と実配線がいろいろと合わないのである。コネクターの数は全然合っていないし、配線色も違う。
 ひょっとして年式と形式の全然違うマニュアルを買っちまったのでは?? と思い番号を確認してみるが、間違いではなさそう。
 はて、面妖な・・・ そこでヤフーオークションに出品されている同様のハーネスを見てみると、それぞれがやっぱり微妙に違う事を見つける。そういえばマニュアルを落札した時に「補完版」の存在をちらりと耳にしたが、それが必要なのであろうか?
 どなたかXJR-400Rのハーネスに詳しい方がおられたら、一方頂きたい。

12/07/03
 朝起きると実家から電話で「なんかデカいものが届いているゾ!」という知らせ。
 おおっ、先日ヤフーで落札した部品が届いたという事であろう。
 実家に向かう途中でバイク屋に立ち寄りXJR400のマニュアルについて訪ねると車番別追補マニュアルがあるという。\800円程なのですぐ発注。来週には引き取れるかな。

 で、実家にはトディのミッションが簡易木枠で届いておった。
 適当にバラしてみる・・

軽自動車のミッションなんて本当に小さい。それに比べればデフは結構でかいな。ちなみに写真右の黒い物体がデフである。

 そんな事をしていると、今度は足回り一式が届く。車に積み込んで実家から自宅に戻り取りあえずデフとドライブシャフトのスプラインが合う事を確認。これが合わないと部品代3万円がパァであるから組み合わせる時は本当にドキドキである。

 エンジン、デフ、ドライブシャフト、アップライト、ステアリングラックと一先ず揃った。これでシャーシの図面が引けそうである。


 そしてデフとバイクのリアスプロケット。
 デフのリングギアは捨てて、スプロケットを取り付けなければならない。このままではアダプターの図面を起こさないとダメそうだが、市販のスプロケットを加工して取り付けられないか要調査の部分であるな。

 ここまで揃って意外な事に気付く。それは「自動車の部品は意外と重い」という事である。
 15年前の軽自動車とはいえ車重700kg程の車体を支える部品はやはり頑丈である。普通車の部品で組んだら重くて仕方がなかったと思うよ。。
 明日は部品を掃除しないとな・・・


13/07/03
 朝、早く起きるつもりが8時の起床となってちょっとバタバタ。
 日曜日は時間がいっぱいあるのだから朝からガンガン飛ばさなければならない。
 洗濯をしながら、穴の空いた靴下でウエスを作る。

 といってもハサミで適当なサイズにするだけだ。近頃はウエスという物は購入するらしい。Old Timer誌のW氏が提唱する「清貧思想」に賛同するワタクシは陶然のごとくだが、ウエスごときは買わない。
 だからといってワタクシはリサイクル派という事ではない。そんなものは本来「工夫の中の知恵」から幾らでもできるのだから、無理に宣言しなくても十分まっとうできる。証拠に今回の車の製作にあたって新品購入はマニュアルのみな事に注目頂きたい。

 さて、今日は購入した足回りのO.H.を行う。だいたいの部品はバラバラになったのだが、ハブベアリングだけは圧入されていたので外せず、ロアアームのテーパー結合も外れたがナットが途中で留まってしまい近いウチにナットクラッカーでも買ってきて取らなきゃならない。
 ドライブシャフトのブーツも一ケ所ダメだし、シャフトも若干だがガタあり。
 ところで作業の途中、プーラーを使っていた時に外れた勢い余って指をブレーキクリーナに直撃。指の皮をちょっと擦りむいて『Fu*k F*ck!!』と呻いていたが、一通り痛みが落ち着いてブレーキクリーナーを手に取ると「ノズルはおろか、ボタンもなくなっている・・」ではないか?! これではブレーキクリナーは中の液体すら出せずに終わってしまう。ああぁなんと勿体無い。それでも「ちっとは使えんか」と絞り出してみるが微々たるもの。
 近所にこの手の品物をを売る店がなく歯ブラシのように柔らかいワイヤーブラシでゴシゴシ擦ってゴミを取り除いての一日。あんまり作業が進んでいないな。本当は全部バラして色を塗り替えたかったのだが・・・


19/07/03
 車の設計をしようかといろいろと部品を集めたところまでは、「まぁなんとか進展した」という感じではあるが、それ以外にもやらなければならない事があって、その代表的かつ重大な事は「コンピュータを作る」という事である。
 といってもエンジン制御のコンピュータを準備するのではなくて、データログの為のコンピュータが要る訳である。
 今回製作する車にはナンバーはつかないので、そうそう簡単にテスト走行もならないことは予想に難くない。そこでトラックに持ち込んで走った時にデータをとって次回の為に結び付けるという事が必要になってくる。この辺はF-1も一緒かな。
 もちろん自分はエレキのハード屋だったので、いかようにでもデータを取る方法はあるのだが、耐久性やデータの取出し易さなども考えなくてはならない。
 最初はWindowsのノートパソコンでも取り付けようかと思ったのだがHDDが振動に弱そうでちょっとどうかと。それにDelphiでソフトを作ろうとしたら、OSがリアルタイムには処理してくれ無さそうなのでちょっと保留。

 そこでPC-104規格のいわゆるエンベデッドPCではどうかなと。
 これだとライナックスやトロンといったリアルタイムOSや亜リアルタイムなOSもある。むろん、自分で一からゴシゴシとソフトを書いてもいい。I/Oボードや表示出力を持つものまであるから侮れない。昨今ではLANやUSBも持っていたりするので、PCとのリンクもいい感じ。
 でもやっぱりソフトを作る手間が惜しいので、ニントモカントモ・・・


23/07/03
今回の車両を製作する切っ掛けとなったのがこの写真のバイク。

在りし日の頃の姿。

といっても後輩が事故で再起不能にしたヤマハXJR-400Rである。走行二万キロ未満でまぁまぁのコンディション。
相方のN氏と共同で購入。その価格五万円。しかも折半しているから一人当りたったの二万五千円だ。
ワタクシはエンジンと補記類。N氏は足回りを剥ぎ取って後は捨てる。。はずだった。

 以外とかさばるフレームはそのままではゴミとしては捨てられない。清掃局に問い合わせると「バイクは50ccまでなら引き取るよん」との事。
 ふむ、このバイクは400ccだからちょっと無理か。 しかし、そこでは諦めない。きょうび、物を買うのも捨てるのも金のかかる時代である。そうホイホイとは財布のヒモは緩められん。
 そこでフレームをバラバラに金鋸でブッた切り、粗大ゴミとして清掃局に持ち込むアタマであった。
 車にバラバラの部品一式を積み込んで清掃局に出向くと・・

 職員「これなんですか?」
 ワタクシ「バイクの部品ですね」
 職員「あーこれ50cc以上のバイクですね。それは引き取れないんですよ」
 ワタクシ「えっ、だってこれら部品だから排気量とかって関係ないでしょう?」 
 職員「この燃料タンクとかもダメですね。」

 その後も不毛な押し問答が続く・・・


 結果、I川市の清掃局はバイクの鉄屑は引き取れないという事と相成った。
 まったく、融通がきかんなと思いはしたが、役人相手にゴネても時間の無駄なのは今までの人生経験からよく知っている。
 燃料タンクのガソリンは事故後半年は経過している。こんなものはガソリンスタンドでも引き取ってもらえないし、いったいどこに持ち込めばいいのだろうか? まさかコールマンでえっちらと燃やせとは言わなんだろうに。
 そこでその正味期限の切れたガソリンは「トディに入れちゃえ!」という事で、先日のジムカーナではその極悪ガソリンで走った訳である。心配した性能だがいたって問題無し。絶好調のような気がする。そうだ、この事は無かった事にしてしまおう。
 しかし、アレであるな。ゴミを捨てるのに条例だとかナンダカンダ決まりを作ったが、イレギュラーな物に関しては「まったく対応ができていない」と言わざるえない。
 「だって役所だもの」と片付けてしまうのは簡単である。しかし、ゴミを捨てられない我々はちっとも簡単では無い。ゴミは捨てるなと言いたいのだろうが、こういった個人では

 ゴミは出すな → ものは作るな

という事になってしまうのでは無いだろうか?
どんな時代の人も役所と法律との戦いなのだろうか?


26/07/03
近頃、インターネットに全然接続できない。だからこれがアップロードできていなかったのだが、これをみなさんが読めるという事は接続が確立したという証拠であろう。 
 最初は地震のせいで回線に支障がでていうのかと思ったが、どこに電話をかけても障害情報は出ておらなんだ(もっとも昨今の業者はどれも対応は適当だから信じてはいけないが)。
 NTTとかプロバイダが悪いのかと思っていたが、ひょっとしてこれはプロバイダの接続形態に問題があるのではないかと。以前はISDNで接続していたが現在はBフレッツだ。料金も違うはずだが、この間までISDN接続にBフレッツで接続をさせても支障なく利用出来たのでちゃっかり使っていたのだが、バレたのかもしれない。

 さて、車両の製作はあんまり進行していない。まずは足周りの設計をする為にアップライトの寸法を取ろうと努力してみた。

写真ではイマイチ分り難いが、トディのディスクローターを万力で加えて寸法を取ろうと企んだのである。
しか〜し、万力のサイズに対してアップライトとローターの重量が大きすぎて固定がうまく行かない。つまり万力が傾いてしまって寸法を取るにはよろしくないという事である。
それでも各々の穴位置を相対的に測り出した。これが合っているという保証はないが、まぁこんなものではないかという感じである。相対的に測れない部分もあるので、ジグを用意してもう一度やるしかなさそうである。



27/07/03
昨日の寸法取りが今一つ上手くいかなかったのだが、今日はそのアップライトを眺めながらフト思いついた。
「別にジグを作らなくても、床に立てて測ればいいんじゃん」
という事でこのように試した。


床には3mmのアルミ板を敷き(これはかつてトディ用に試作したアンダーガードだ)、脇にはコンパネで作った自作の長椅子。これで三次元の寸法がとれる。床からそれぞれの穴位置を地面高を求め、長椅子からも同様に求める。おおっ、けっこうイケるぞい。
取りあえず寸法は無事に取得できたので、あとはパソコンで図面を起こすだけであるな。


30/07/03
ここにこれを書いているが、回線はまったくダメである。
電話線とハブの間に挟まるVDSLモデムがチトあやしい。
というのもミカカに「ちっとも回線が繋がらねーぞ、ボケ!」とは言わないが、まぁもう少し柔らかい表現でお尋ねすると、「特にこの季節モデムの電源は入れっぱなしにしないで下さい」
 とのこと。はて?
「それは熱的問題があるのですか?」と訪ねれば、
「いえ、そうではないのですが・・・・うんぬんかんぬん」
とまったく府に落ちない解答を頂いた。
 ちなみに電源ON時にそのモデムのACアダプターはチンチンである。
 そのうちに電圧と電流を測ってみようかと考えている。

もう一つはプロバイダ。O●Nを利用しているのだが、ここにも問い合わせてみた。
「先日のトラブルは完全に復旧しましたか?」と訪ねれば、なにやらゴソゴソと他の人に相談して
「いえ、トラブルは発生しておりませんが・・・ ナンマンダブ」とトンチンカンな解答。
 ふ〜ん、オマエもワタクシを騙すのかえ?

 答えを見つけたらここに書いちゃうつもりである。

P.S.復旧のメドが立たないので、しばらくここの更新は「もっと」不定期になります。すみません。


今月のお小遣い帳(エンマ帳ともいうな・・)
エンジン        \25k
マニュアル       \5k
ミッション       \8k
足回り一式       \27k
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7月の合計は?     \65k 今月はもう何も買えない・・・


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